プログラミング

PROGRAMMING

公開：2024-08-05

トヨタとシダックスが小学生向けプログラミング教育を全国約400カ所で展開、モビリティとテクノロジーの融合で未来の人材育成へ

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• トヨタ、小学生向けプログラミング学習コンテンツを開発
• シダックス大新東ヒューマンサービスが全国約400カ所で実施
• モビリティとプログラミングを組み合わせた教育プログラム

トヨタとシダックスの連携による小学生向けプログラミング教育の展開

トヨタ・コニック・プロ株式会社とシダックス大新東ヒューマンサービス株式会社は2024年8月より、全国11自治体の放課後児童クラブ・放課後子ども教室約400カ所でトヨタ自動車が開発した小学生向けプログラミング学習コンテンツを実施すると発表した。この取り組みは昨年度の約260カ所から規模を拡大し、新たに開発された「トヨタ キッズ モビリティプログラム」を導入する。^[1]

新プログラムは直感的にプログラミング的思考が体験できる内容で、子どもたちが未来のより良い社会の実現について考えることを目指している。具体的には、クルマの活躍シーンとプログラミング体験を関連づけたミッションに挑戦し、電動車やMaaSなど最新のモビリティについても学ぶ構成となっている。

プログラミング体験には、ソニー・インタラクティブエンタテインメントのロボットトイ「toio™」と新発売のカード教材「トイオ・プレイグラウンド」を活用する。カードの指示通りにtoio コア キューブが動くことで、プログラミング的な思考を直感的に学ぶことができ、小学校でのプログラミング教育の先取学習や学びのサポートにつながることが期待されている。

トヨタとシダックスの連携による小学生向けプログラミング教育プログラムの概要

トヨタとシダックスの小学生向けプログラミング教育に関する考察

トヨタとシダックスの連携による小学生向けプログラミング教育プログラムは、技術教育と社会課題解決の意識を融合させた先進的な取り組みだ。しかし、全国的な展開に伴い、地域による教育環境の格差や指導者の質の確保が課題となる可能性がある。プログラムの効果を最大化するためには、地域の特性に合わせたカスタマイズや指導者向けの研修プログラムの充実が不可欠だろう。

今後、このプログラムにAIやロボティクスなどの最新技術を取り入れることで、より実践的で魅力的な内容に発展させることができるだろう。また、子どもたちが学んだ内容を実際の地域課題解決に応用できるような仕組みづくりも期待したい。このような実践的なアプローチは、子どもたちの創造性と問題解決能力を大きく育む可能性を秘めている。

長期的には、このプログラムを通じて育成された人材が、将来的にモビリティ産業や技術革新の担い手となることも期待できる。トヨタとシダックスには、プログラムの継続的な改善と拡大、さらには他企業や教育機関との連携強化を通じて、日本の次世代育成に貢献していくことを期待したい。このような産学連携の教育モデルが、日本の教育システム全体に波及効果をもたらす可能性は大きい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「トヨタ自動車が新たに開発したプログラミング学習コンテンツをシダックス大新東ヒューマンサービスが受託運営する全国約400カ所の放課後児童クラブ・放課後子ども教室で実施 | トヨタ・コニック・プロ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000058285.html, (参照 24-08-06).

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