【CVE-2024-52305】UnoPim 0.1.5未満に深刻なStoredXSS脆弱性、プロフィール画像機能での攻撃に注意
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記事の要約
- UnoPimにStoredXSS脆弱性が発見される
- 管理者アカウント作成時のプロフィール画像機能に問題
- バージョン0.1.5で修正済み
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UnoPim 0.1.5未満のStoredXSS脆弱性
オープンソースのProduct Information Management(PIM)システムUnoPimにおいて、新規管理者アカウント作成時のプロフィール画像アップロード機能に深刻な脆弱性が2024年11月13日に報告された。悪意のあるスクリプトを埋め込んだSVGファイルをアップロードすることで、セッションクッキーが窃取される可能性があることが判明している。[1]
この脆弱性は【CVE-2024-52305】として識別されており、CVSSスコアは6.5(MEDIUM)と評価されている。攻撃には特別な権限が不要で、ユーザーインタラクションも必要としないため、放置すると深刻な被害につながる可能性が指摘されているのだ。
UnoPimの開発チームは直ちに対策を実施し、バージョン0.1.5でこの脆弱性を修正した。アップロードされる画像ファイルの検証プロセスが強化され、悪意のあるスクリプトを含むSVGファイルが実行されないよう改善が施されている。
UnoPimの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-52305 |
影響を受けるバージョン | 0.1.5未満 |
脆弱性の種類 | Stored XSS |
CVSSスコア | 6.5(MEDIUM) |
攻撃条件 | 特権不要、ユーザーインタラクション不要 |
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Stored XSSについて
Stored XSSとは、悪意のあるスクリプトがWebアプリケーションのデータベースやファイルシステムに永続的に保存される脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 攻撃コードがサーバーに保存され続ける
- 被害が複数のユーザーに及ぶ可能性がある
- セッションハイジャックなどの攻撃に悪用される
UnoPimで発見されたStoredXSS脆弱性では、プロフィール画像としてアップロードされたSVGファイル内に悪意のあるスクリプトを埋め込むことが可能であった。このスクリプトは画像が表示される際に実行され、ユーザーのセッションクッキーを攻撃者のサーバーに送信する可能性があるのだ。
UnoPimの脆弱性対策に関する考察
UnoPimの開発チームが迅速に脆弱性に対応し修正版をリリースしたことは評価に値するが、画像アップロード機能の実装時点でより厳密なセキュリティチェックが必要だったと考えられる。特にSVGファイルはXMLベースの形式であり、スクリプトの実行が可能という特性を考慮したセキュリティ設計が当初から求められていたはずだ。
今後同様の問題を防ぐためには、ファイルアップロード機能全般においてより包括的なセキュリティレビューを実施する必要がある。特にユーザー入力を受け付ける機能については、想定外の入力パターンによる攻撃可能性を事前に検証することが重要になるだろう。
Product Information Managementシステムにおいて、管理者権限での操作は非常にセンシティブな部分となる。UnoPimの今後のアップデートでは、ファイルアップロード機能に限らず、権限管理やセッション管理などの重要な機能についても、より強固なセキュリティ対策が実装されることが期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE Record | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-52305, (参照 24-11-22).
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