宮城県の不登校児童生徒数が過去最多を記録、フリースクール「ぽはっく」が3つの柱で支援活動を展開

text: XEXEQ編集部
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PR TIMES より

記事の要約

文部科学省は2023年10月31日、2023年度の不登校児童生徒数が前年度比47,434人増加し346,482人に達したことを発表した。全国の児童生徒1000人当たりの不登校児童生徒数は37.2人となり、特に中学校では67.1人という深刻な状況が明らかになっている。^[1]

宮城県の不登校児童生徒数は前年度から1,652人増加して7,840人に達し、1000人当たりの不登校児童生徒数は46.7人と全国平均を大きく上回る結果となった。石巻市では不登校児童生徒401人のうち学校外での支援を受けているのは58名のみで、支援体制の整備が急務となっている。

フリースクール「ぽはっく」では、心の休憩、自ら育つ力、人との出会いという3つの柱を掲げ、子どもたちの将来的な社会的自立を目指した支援を展開している。家庭的な雰囲気の中で子どもたちが安心して過ごせる環境を整備し、地域との連携も積極的に推進している。

不登校とは30日以上学校を休む状態を指し、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

不登校の背景には教育だけでなく家庭環境や親子関係、発達などの福祉に関わる課題が複雑に絡み合っている状況がある。支援においては教育と福祉の両面からのアプローチが必要であり、家庭や学校、地域、行政など多様な立場からの連携が求められている。

フリースクール「ぽはっく」の支援活動において最も評価できる点は、子どもたちの心理的安全性を最優先している点である。支援を受けている児童生徒の多くが学校生活でのストレスやプレッシャーを抱えており、まずは安心できる居場所を提供することが重要な意味を持っているだろう。

今後の課題として、支援を受けられていない児童生徒への対応が挙げられる。石巻市では7人に6人が支援を受けられていない現状があり、フリースクールの存在や役割について、より広く周知していく必要がある。行政や学校との連携を強化し、支援を必要とする子どもたちへの情報提供を充実させていくことが望まれる。

将来的には地域社会全体で不登校児童生徒を支える仕組みづくりが重要となってくる。フリースクールを核としながら、地域住民やボランティア、各種団体との協力体制を築き、重層的な支援ネットワークを構築していくことが求められるだろう。

^ PR TIMES. 「1000人あたりの不登校児童生徒数は宮城県が再び全国1位に～宮城県石巻市の民間フリースクール「ぽはっく」の取り組み～ | 認定NPO法人こども∞感ぱにーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000125662.html, (参照 24-11-24).

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