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公開：2024-08-07

JICAが国際協力のプロフェッショナルを募集、「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」で総合職10名以上を公募

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• JICAが「総合職」を10名以上公募
• エン・ジャパンを通じて採用支援を実施
• 国際協力のプロフェッショナルを募集

JICAの「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」開始

独立行政法人国際協力機構（JICA）は2024年8月5日より、エン・ジャパン株式会社を通じて「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」を開始した。このプロジェクトでは、国際協力のプロフェッショナルとして活躍する「総合職」を10名以上募集している。JICAは「信頼で世界をつなぐ」というビジョンのもと、開発途上国への国際協力を行う機関だ。^[1]

募集される総合職は、国内外での様々なプロジェクトマネジメントをはじめ、審査・評価・研究業務や、総務・人事・システム運用といったバックオフィス業務など、幅広い業務を経験する。配属先は本人の専門性・適性・組織状況を踏まえて決定され、多くの場合、入構から5年以内に海外赴任の機会が訪れるという。

JICAは近年、民間連携事業にも力を入れており、民間企業の技術やアイディアを開発途上国の社会課題解決へと結びつける取り組みを行っている。また、カントリーリスクの高い途上国において、社会貢献性が見込まれる民間事業への投融資も手掛けるなど、新しい形の協力にも取り組んでいる。

JICAの「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」概要

プロジェクトマネジメントについて

プロジェクトマネジメントとは、特定の目標を達成するために一時的に組織された活動を計画、実行、管理するプロセスのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 明確な目標と期限の設定
• リソース（人材、資金、時間）の効率的な配分と管理
• リスク分析と対策の立案・実施

JICAの総合職におけるプロジェクトマネジメントは、国際協力の文脈で特に重要な役割を果たす。開発途上国での様々な社会課題に対処するため、現地の状況や文化的背景を理解しつつ、効果的なプロジェクトの企画・形成、実施監理、評価を行う必要がある。このプロセスを通じて、限られたリソースを最大限に活用し、持続可能な開発と社会変革を促進することが期待されている。

JICAの「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」に関する考察

JICAの「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」は、国際協力分野における人材確保の新たなアプローチとして注目に値する。多様なバックグラウンドを持つ人材を広く募集することで、複雑化する開発課題に対して柔軟かつ創造的なソリューションを生み出す可能性が高まるだろう。一方で、異なる専門性や経験を持つ人材をいかに効果的にチームに統合し、組織の目標達成につなげるかが課題となる可能性がある。

今後、このプロジェクトを通じて採用された人材が、どのように国際協力の現場で活躍し、成果を上げていくかが注目される。特に、民間企業との連携や新しい形の協力において、ビジネスの視点と社会貢献の両立をどのように実現していくかが重要になるだろう。JICAには、採用した人材の専門性を最大限に活かしつつ、組織のミッションと個人の志を融合させる人材育成プログラムの構築が期待される。

また、このような取り組みが他の国際協力機関や非営利組織にも波及し、セクターを超えた人材の流動性が高まることで、社会課題解決のためのエコシステムがより強固になる可能性がある。JICAの「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」が、国際協力分野における人材戦略の新たなモデルとなり、グローバルな社会課題解決に向けた取り組みをさらに加速させることを期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「独立行政法人国際協力機構（JICA）、エン・ジャパンを通して「総合職」を公募！ | エン・ジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000888.000000725.html, (参照 24-08-07).

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