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公開：2024-11-27

DGDVとQED InvestorsがHabittoへ18億円を投資、若年層向けデジタルバンクの成長加速へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• DGDVとQED InvestorsがHabittoへ18億円の資金調達をリード
• QED Investorsにとって日本初の投資案件
• 若年層向けデジタルバンクの金融サービス拡充へ

DGDVとQED InvestorsによるHabittoへの追加投資

ベンチャーキャピタルのDG Daiwa Venturesは、若年層向けデジタルバンクを展開するHabitto社に対して、米国のQED Investorsと共同で総額18億円のシリーズAラウンドを2024年11月27日に実施した。このラウンドはシードステージに続く追加投資となり、若い世代の経済不安解消を目指すFintech企業の成長を後押しする形となっている。^[1]

HabittoはEnd Financial Anxietyをパーパスに掲げ、貯蓄、投資、保険、アドバイスを一括提供するデジタルバンクとしてのサービスを展開している。高水準の預金金利やデビットカードのキャッシュバック、無料のパーソナルアドバイスなど、若年層のニーズに応える金融サービスを包括的に提供することで、マネー戦略のサポートを実現している。

DGDVにとって今回の投資は、本年2件目となるグローバル投資家との共同リードとなり、QED Investorsにとっても日本のスタートアップへの初の投資案件となった。両社は日本での投資機会発掘において親交を深めており、国内市場の成長可能性や商習慣について適切なコミュニケーションを取りながら、Habittoの事業成長を支援していく方針だ。

Habittoの投資概要まとめ

Habittoの詳細はこちら

デジタルバンクについて

デジタルバンクとは、実店舗を持たずにスマートフォンアプリやウェブサイトを通じて金融サービスを提供する銀行のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 24時間365日いつでもサービスにアクセス可能
• 低コスト運営による高金利や手数料の優遇
• デジタル技術を活用した利便性の高いサービス提供

Habittoのようなデジタルバンクは、従来の金融機関と比較して柔軟なサービス提供が可能であり、特に若年層のニーズに応えやすい特徴を持っている。金融サービスのデジタル化が進む中、アプリを通じた資産形成や金融アドバイスの提供など、新しい形の金融サービスを展開している。

HabittoのシリーズA調達に関する考察

Habittoが若年層向けデジタルバンクとして急速に成長している背景には、従来の金融機関では十分に対応できていなかった若年層特有の金融ニーズがある。特に無料の金融アドバイスや高水準の預金金利など、若年層の資産形成を支援する機能は、今後の日本の金融サービス市場に大きな影響を与える可能性が高いだろう。

QED Investorsのような世界的なFintech投資家が日本市場に参入したことは、日本のスタートアップエコシステムの成熟度を示す重要な指標となっている。今後はグローバルな知見と国内の商習慣を組み合わせた新しいビジネスモデルの登場が期待される中、Habittoの成長戦略と市場での展開が注目を集めることになるだろう。

一方で、フィンテック企業の急速な成長に伴うセキュリティリスクやコンプライアンス対応も重要な課題となっている。Habittoには安全性と利便性のバランスを取りながら、若年層の金融リテラシー向上にも貢献することが期待されている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「DGDVは、日本の若年層向けデジタルバンク「Habitto」のシリーズA　18億円の資金調達を、グローバル投資家のQED Investorsと共同リードしました | 株式会社DG Daiwa Venturesのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000076641.html, (参照 24-11-27).

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