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ダイハツメタルがArcserve UDP Cloud Hybridを採用、BCPとランサムウェア対策を強化へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • ダイハツメタルがArcserve UDP Cloud Hybridを採用
  • BCP及びランサムウェア対策の強化を目指す
  • 基幹システムのバックアップ体制を拡充

ダイハツメタルによるArcserve UDP Cloud Hybrid導入

arcserve Japan合同会社は2024年11月27日、株式会社ダイハツメタルがクラウドバックアップサービス「Arcserve UDP Cloud Hybrid」を採用したことを発表した。ダイハツメタルは2018年に基幹システムのバックアップ運用としてバックアップソフトウェア「Arcserve UDP」を導入しており、今回のクラウドサービス導入によってバックアップ体制を強化することになった。[1]

Arcserve UDP Cloud Hybridの導入により、オンプレミスで取得したバックアップデータをクラウドへ転送して保管することが可能になり、バックアップの二重化を実現することができる。トヨタグループが定める「オールトヨタ セキュリティ ガイドライン」への対応も強化された。

ダイハツメタルは本社および出雲工場でArcserve UDPを運用していたが、本社サーバーが被害を受けた場合の迅速な復旧に課題があった。Arcserve UDP Cloud Hybridの導入によって、クラウド上でシステムを代替仮想マシンとして起動できるようになり、事業継続性が向上することとなった。

バックアップ体制の強化ポイント

項目 詳細
導入製品 Arcserve UDP Cloud Hybrid(クラウドバックアップサービス)
目的 BCP及びランサムウェア対策の強化
既存環境 Arcserve UDP(2018年導入)
主な効果 バックアップの二重化、クラウド上での代替システム稼働が可能
対応ガイドライン オールトヨタ セキュリティ ガイドライン(ATSG

BCPについて

BCPとは事業継続計画(Business Continuity Plan)の略称で、災害やサイバー攻撃などの緊急事態が発生した際に事業を継続するための計画のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 重要な業務プロセスを特定し、復旧優先順位を定める
  • 事業中断の影響を最小限に抑えるための対策を策定
  • 定期的な見直しと更新による実効性の確保

BCPの一環として、ダイハツメタルはバックアップデータのクラウド保管とシステムの代替起動機能を実現するArcserve UDP Cloud Hybridを導入した。広域災害やランサムウェア攻撃が発生した場合でも、重要なシステムとデータを保護し、事業を継続できる体制を整備している。

クラウドバックアップサービス導入に関する考察

クラウドバックアップサービスの導入は、システム復旧の観点から見て大きな意義がある。オンプレミスとクラウドの二重化によってデータの安全性が向上し、広域災害やランサムウェア被害からの迅速な復旧が可能になるだろう。

今後の課題として、クラウド環境におけるセキュリティ対策の継続的な強化が挙げられる。クラウドサービスの特性を活かしながら、データの暗号化やアクセス制御などの対策を適切に実施していく必要がある。

製造業におけるBCP対策として、クラウドバックアップの活用はさらに広がりを見せるはずだ。特に自動車部品メーカーにおいては、サプライチェーン全体の事業継続性確保の観点から、同様の対策が加速するものと予測される。

参考サイト

  1. ^ Arcserve. 「株式会社ダイハツメタル、クラウド バックアップ サービスを導入し、被害発生時の迅速な業務継続体制をクラウド上で実現! | Arcserve」. https://www.arcserve.com/jp/press-releases/daihatsu-metal-case-study-ch, (参照 24-11-30).

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