NECがISACAと連携し情報セキュリティ人材育成を強化、CISAとCISM資格取得支援プログラムを2024年12月から開始

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

NECがISACAと連携してセキュリティ人材育成を強化
NECソリューションイノベータがCISA・CISM認定トレーニングを提供
2024年12月からNECグループ社員向けトレーニングを開始

NECがISACAと連携し情報セキュリティの専門人材育成を本格化

NECは情報セキュリティ分野の専門人材育成を強化するため、国際的専門団体ISACAとの連携を2024年11月29日に発表した。NECソリューションイノベータがISACAと連携協定を締結し、情報システム監査の国際認定CISAと情報セキュリティマネジメントの国際認定CISMの認定トレーニングを実施することが決定している。^[1]

NECグループでは社員のセキュリティスキル向上のため、2024年12月からCISAとCISMの認定トレーニングを開始する計画を立てている。NECグループのセキュリティスペシャリストが公式トレーナーとして講師を務めることで、実践的な知識とスキルの習得が可能になるだろう。

認定取得後も最新情報の勉強会を毎週開催するなど、継続的な学習環境を整備することでスキルの維持向上を支援している。将来的にはNECグループ内だけでなく顧客企業向けにもトレーニングプログラムを提供する予定となっている。

NECとISACAの連携概要

項目	詳細
開始時期	2024年12月
対象資格	CISA（情報システム監査）、CISM（情報セキュリティマネジメント）
対象者	NECグループ社員、将来的に顧客企業も対象
実施主体	NECソリューションイノベータ
サポート内容	認定トレーニング、最新情報の定期勉強会

情報セキュリティマネジメントについて

情報セキュリティマネジメントとは、組織の情報資産を適切に保護・管理するための体系的な取り組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

リスク評価に基づく包括的なセキュリティ対策の立案と実施
組織全体でのセキュリティポリシーの策定と運用
定期的な監査と継続的な改善活動の実施

NECによるISACAとの連携は、高度化するサイバー攻撃への対応とDX推進に必要不可欠な人材育成を強化する取り組みである。CISMの取得支援を通じて、組織全体のセキュリティレベル向上と人材の専門性強化を目指している。

NECとISACAの連携に関する考察

NECとISACAの連携は、実践的なセキュリティ人材の育成という観点で画期的な取り組みといえる。特にNECグループのセキュリティスペシャリストが講師を務めることで、実務経験に基づいた具体的な知見が共有され、より実践的なスキル習得が期待できるだろう。

今後の課題として、トレーニングプログラムの継続的な更新と、受講者のモチベーション維持が挙げられる。セキュリティ技術の急速な進化に合わせてカリキュラムを適時更新する必要があり、受講者の負担と学習効果のバランスを取ることが重要になってくるだろう。

将来的には、NECグループ外への展開を視野に入れた効果的な教育プログラムの確立が期待される。ISACAの国際的なネットワークとNECの実践的な知見を組み合わせることで、日本のセキュリティ人材育成の新たなスタンダードになる可能性を秘めている。

参考サイト

^ PR TIMES. 「NEC、情報システム監査や情報セキュリティなどの国際的専門団体「ISACA」と連携し、国際認定CISAおよびCISM保有者の拡大を目指す | 日本電気株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000770.000078149.html, (参照 24-11-30).
NEC. https://jpn.nec.com/

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