アスエネがAUENEにCSRD報告機能を追加、ESG情報開示の自動化でワンストップ支援を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

アスエネ株式会社は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスAUENEにCSRD報告機能を2024年11月29日に追加した。この機能追加により排出量や使用量の自動算定機能やESGの報告設問、データの出力機能が実装され、ESRS項目に対応したCSRD報告書の作成が可能になっている。^[1]

企業のサステナビリティ情報開示強化を目的としたCSRDは2023年1月に施行され、企業は具体的なESRS項目に沿ったESGへの取り組みが重要視されている。法定監査人などの第三者から企業への第三者保証が求められ、現在の限定的保証からより高い基準の合理的保証への移行が計画されているのだ。

CSRDの報告要件であるESRSに従い、ガバナンスや戦略、インパクトリスク管理及び機会の管理、指標と目標の領域で報告をサポートする機能を実装した。アスエネが持つ従来の収集・集計機能とコンサルティングを組み合わせることで、CSRD報告に関するワンストップの支援体制が整備されている。

項目	詳細
主な機能	CO2排出量見える化・削減・報告、AI-OCR、製品別CFP機能
対応規格	GHGプロトコル、CSRD、ESRS
サポート内容	Scope1-3のサプライチェーン排出量報告、ESG評価
特徴	第三者検証済み、クリーン電力調達対応、ワンストップソリューション

CSRDとは企業サステナビリティ報告指令のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

CSRDはEU域内の大企業や上場企業に対して、脱炭素経営だけでなく社会への影響やガバナンス体制を含めたESG経営の強化を求めている。現在は限定的保証から合理的保証への移行が計画されており、より厳密な監査体制への対応が企業に求められるようになっている。

CSRD報告機能の追加により、企業のESG情報開示における作業効率が大幅に向上することが期待される。特に排出量や使用量の自動算定機能は、データ収集や分析にかかる工数を削減し、より正確なレポート作成を可能にするだろう。

今後は企業のESG対応における要件がさらに厳格化することが予想され、より詳細なデータ収集と分析が必要になる可能性がある。AUENEには既存の機能を活かしながら、より高度な分析機能や予測機能の追加が望まれるだろう。

また、国際的なESG基準の変更や新たな規制への迅速な対応も重要な課題となる。企業のグローバルな事業展開をサポートするため、各国・地域の規制に対応したレポート作成機能の拡充が期待される。

^ PR TIMES. 「アスエネ、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」に「CSRD報告」機能を追加 | アスエネ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000434.000058538.html, (参照 24-11-30).

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