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DS Audioがブランド初の真空管フォノイコライザーTB-100を発売、クアッドマッチドECC82で高音質再生を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • DS Audioが真空管フォノイコライザーTB-100を発売
  • クアッドマッチドECC82採用で高音質を実現
  • 2025年1月7日発売で価格は242万円

DS Audioの真空管フォノイコライザーTB-100が高音質再生を実現

光カートリッジなどを手掛けるDS Audioは、同社初となる真空管フォノイコライザー「TB-100」を2025年1月7日より発売することを発表した。クアッドマッチドECC82を採用し、社内専用ツールによって動作状態での真空管のばらつきを1%以内に抑えることで、最高のパフォーマンスを実現している。[1]

シングルアンプを2段重ねたシンプルな増幅段と低インピーダンスのカソードフォロワー出力段を採用することにより、ピュアでダイナミックなサウンドを提供することが可能になった。左右対称のツインモノアンプ構造と完全に独立したグラウンド、電源トランスの搭載により、クリアで豊かな音場を実現している。

広帯域トランス入力では、PDからのオーディオ信号を電流-電圧変換することで左右チャンネルの位相を正確に揃える設計を採用している。さらに10Hzから70kHzにわたる広帯域で-1dB以内のフラットな周波数特性を実現し、高品質なアナログ再生を可能にした。

TB-100の主な仕様と特徴まとめ

項目 詳細
製品名 真空管フォノイコライザーTB-100
発売日 2025年1月7日
価格 242万円(税込)
主要スペック 定格出力電圧500mV(1kHz)、出力インピーダンス約700Ω
サイズ・重量 W44cm×H15cm×D48.2cm、18.7kg
主要機能 クアッドマッチドECC82採用、ツインモノラル構造

クアッドマッチドECC82について

クアッドマッチドECC82とは、高品質な真空管アンプで使用される12AU7真空管のマッチング済みセットのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 4本の真空管の特性を厳密に揃えて選別
  • 動作状態での特性ばらつきを1%以内に抑制
  • 左右チャンネルの音質バランスを最適化

TB-100では各チャンネルに2本ずつのECC82を配置し、内側の真空管を電圧増幅用、外側を出力バッファー用として使用することで、豊かで透明感のある音質を実現している。社内専用ツールによって動作状態での真空管のばらつきを0.1dB以内に抑えることで、最高のパフォーマンスを追求している。

TB-100に関する考察

DS Audioが光カートリッジメーカーとして初めて真空管フォノイコライザーを開発したことは、アナログオーディオ市場に新たな選択肢をもたらす重要な一歩となる。特にクアッドマッチドECC82の採用と社内専用ツールによる厳密な真空管選別は、高級オーディオ機器に求められる音質と信頼性を両立させる革新的なアプローチである。

一方で242万円という価格設定は、一般的なオーディオファイルにとってはハードルが高い可能性がある。しかしながら、ツインモノラル構造や広帯域トランス入力などの高度な技術を採用していることを考えると、超高級機器としての価値は十分にあるだろう。

今後はより幅広い価格帯での真空管フォノイコライザーの展開や、光カートリッジ技術と真空管技術の融合による新たな製品開発が期待される。DS Audioには、アナログオーディオの新時代を切り開くリーディングカンパニーとしての活躍が期待できるだろう。

参考サイト

  1. ^ DS Audio. 「TB-100 真空管フォノイコライザー - DS Audio|Creating the future of analog music」. https://ds-audio.biz/news/1709/, (参照 24-12-04).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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