公開：2024-08-10

大阪電気通信大学が初のTVCMを放送、デジタルスキルの重要性を訴求し学生の実践的学びを紹介

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

大阪電気通信大学が初のTVCMを放送開始
デジタルスキルを身につける重要性を訴求
学生が制作に参加し大学の設備を活用

大阪電気通信大学のTVCM放送開始とその意義

大阪電気通信大学は2024年8月9日から23日にかけて、同大初となるTVCMを関西2府4県で放送開始した。「デジタルスキルで人生を切り拓け」をテーマに掲げ、これからのデジタル社会を生き抜くためのスキルを同大で身につけられることを強調している。CMの制作では、大学内の設備を全面的に活用し、学生たちも機器操作やデータ作成に携わった点が特徴だ。^[1]

このCMでは、大阪電気通信大学の施設や学びの様子が映像で表現されている。機器やロボット、各種設備はすべて大学所有のものを使用し、学生たちが実際に操作する姿も収められた。BIMデータやプログラミングコード、医療システムなどの作成にも学生が協力し、大学での学びと学生の努力を同時に紹介する内容となっている。

大阪電気通信大学は2021年に学園創立80周年を迎え、「目立つ大学より役立つ大学」というスローガンを掲げている。今回のCM放送は、この方針に基づいた広報展開の一環と位置付けられる。同大の設備や学びの環境を視覚的に訴求することで、デジタルスキルの習得を目指す学生たちにアピールする狙いがあるだろう。

大阪電気通信大学のTVCM放送概要まとめ

	詳細
放送期間	2024年8月9日～8月23日
放送地域	大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山
テーマ	デジタルスキルで人生を切り拓け
特徴	大学内設備で全て撮影、学生が制作に参加
制作協力	学生によるBIMデータ、プログラミングコード、医療システム作成

BIMデータについて

BIMデータとは、Building Information Modelingの略称で、建築物の3次元モデルに様々な属性情報を付加したデジタルデータのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

建築物の形状や構造、設備情報を3D モデルで表現
設計から施工、維持管理まで建築のライフサイクル全体で活用可能
関係者間での情報共有や意思決定の効率化に貢献

BIMデータは、建築プロジェクトの効率化や品質向上に大きく寄与する。従来の2D図面と比較して、立体的な把握が容易になり、設計段階での不整合の発見や、施工時の干渉チェックなどが効果的に行える。また、材料や設備の数量算出の精度向上にも貢献し、コスト管理の面でも有用性が高いデータ形式といえるだろう。

大阪電気通信大学のTVCMに関する考察

大阪電気通信大学が初のTVCMを放送することは、同大の広報戦略において重要な転換点となる可能性がある。従来の「目立つ大学より役立つ大学」というコンセプトを、より広い層に訴求できる機会となるだろう。一方で、短期間の放送で十分な効果を得られるかという課題も存在する。継続的な広報活動と組み合わせることで、より高い認知度向上につながるのではないだろうか。

CMの内容が大学の設備や学生の活動に焦点を当てている点は、実践的な学びの場を求める受験生やその保護者に対して強いアピールになると考えられる。特に、学生が実際の機器操作やデータ作成に携わっている姿を見せることで、在学中から実務的なスキルを身につけられるという大学の強みを効果的に伝えている。この方針は、就職を見据えた実践的な教育を重視する近年の傾向とも合致しており、評価できる点だ。

今後の展開として、このCMをきっかけにしたデジタルマーケティングの強化が期待される。例えば、CM内で紹介された学生の作品や研究成果をウェブサイトやSNSで詳しく紹介するなど、複数のメディアを連携させた統合的なコミュニケーション戦略の展開が考えられる。また、地域企業との連携や産学協同プロジェクトの成果を積極的に発信することで、大学の社会貢献度をさらにアピールすることも可能だろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「大阪電気通信大学初のTVCM「デジタルスキルで人生を切り拓け」篇が8月9日から関西地域で放送開始 ― 学生が機器の操作やデータ作成を担当し、大学で全ての撮影を実施 | 学校法人大阪電気通信大学のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000127223.html, (参照 24-08-10).

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