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公開：2025-01-13

バニッシュ・スタンダードがSTAFF STARTの米国市場進出を決定、NRF 2025に出展し店舗スタッフのEX向上を提案

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• STAFF STARTが米国市場への進出を決定
• 世界最大級の小売展示会NRF 2025に初出展
• 店舗スタッフのEX向上を提案

STAFF STARTの米国市場進出とNRF 2025出展

株式会社バニッシュ・スタンダードは、国内外3,075ブランドで導入されているスタッフDXサービス「STAFF START」の米国市場進出を2025年1月10日に発表した。2025年1月12日から14日にかけてニューヨークで開催される世界最大級の小売展示会「NRF 2025: Retail's Big Show」に出展し、現場で働くスタッフのEX向上を提案する方針を明らかにしている。^[1]

STAFF STARTは2016年9月のサービス提供開始以来、店舗スタッフの活躍の場を広げ、評価と報酬の文化を確立してきた実績がある。現在のスタッフアカウント数は26.9万を突破し、STAFF START経由での年間流通額は2,091億円に達しており、自社ECサイトやSNS上でのオンライン接客は日本において定着している。

アメリカの小売企業においては店舗スタッフによる接客という概念自体が希薄であり、公式サイトやECに店舗スタッフが立つことは一般的ではない状況にある。さらに、接客が希薄なために、サービス業のスタッフと違いチップの制度もなく、最低賃金での雇用も珍しくないため、スタッフの体験価値向上やエンゲージメント向上、給与アップが喫緊の課題となっている。

STAFF STARTのサービス詳細

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EXについて

EXとはEmployee Experience（従業員体験）の略称であり、従業員が企業で働く中で得られる体験の総称を指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 従業員の業務環境や待遇、評価制度などの総合的な体験
• 従業員の満足度やエンゲージメントに直結する重要な要素
• 企業の生産性や人材定着率に影響を与える指標

STAFF STARTは店舗スタッフのEX向上を目指し、オンライン接客を通じた活躍の場の創出と評価の可視化を実現している。店舗スタッフの活躍・評価の場が広がることで報酬増加やキャリアアップが実現でき、従業員体験の向上に貢献している。

STAFF STARTの米国市場進出に関する考察

STAFF STARTの米国市場進出は、店舗スタッフの待遇改善という観点で重要な意味を持っている。アメリカの小売業界では最低賃金での雇用が一般的であり、チップ制度も整備されていない中で、オンライン接客による新たな収入源の創出は、スタッフのモチベーション向上に大きく寄与する可能性がある。

今後の課題として、アメリカの小売企業における接客文化の違いへの対応が挙げられる。店舗スタッフによる積極的な接客が一般的でない市場において、オンライン接客の価値をどのように訴求していくかが重要になってくるだろう。各企業の経営層に対して、EX向上による従業員満足度の向上と、それに伴う顧客満足度の向上という好循環を示していく必要がある。

米国市場でのSTAFF STARTの成功は、グローバル展開への重要なマイルストーンとなる。特に多言語対応や複数通貨への対応を進めていることから、米国市場での成功事例を基に、欧州やアジアの他の地域への展開も視野に入れることが可能だ。今後は各地域の労働環境や雇用慣行に合わせたカスタマイズも検討する必要があるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「STAFF START、米国市場進出決定　世界最大級の小売展示会「NRF 2025」に出展 | 株式会社バニッシュ・スタンダードのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000010183.html, (参照 25-01-13).

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