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公開：2024-08-16

エンジニアのミカタとKawaiiAIが業務提携、AIによるSESマッチングシステム開発を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• エンジニアのミカタとKawaiiAIが業務提携
• AIによるSESマッチングシステムの開発促進
• KAWAII Algorithm Moduleを導入

エンジニアのミカタとKawaiiAIの業務提携によるAIマッチングシステム開発

株式会社エンジニアのミカタは、機械学習や深層学習技術、大規模言語モデル(LLM)に関わるアルゴリズム開発を手掛ける株式会社KawaiiAIと業務提携を2024年8月15日に締結した。この提携により、AIによるSESマッチングシステムの開発促進を目指している。KawaiiAIのKAWAII Algorithm Moduleを導入することで、エンジニアのスキル分析や案件とのマッチングの高度化を図る。^[1]

この取り組みの背景には、国内のエンジニア不足によるAI/DX化の遅れがある。経済産業省の調査によると、2018年時点でIT人材が22万人不足しており、2030年には最大79万人の不足が見込まれている。また、大手企業の約6割が外部委託エンジニアの獲得に意欲的であるが、SES業界特有の多重下請け構造や非効率な手続きが課題となっている。

エンジニアのミカタは、独自のAIアルゴリズムとDXを活用して案件の発生から成約までを効率化し、完全成功報酬型のサービスを提供している。KawaiiAIとの提携により、自然言語処理技術（NLP）を活用したエンジニアスキルの詳細な分析や、高度なマッチングを実現し、外部委託エンジニアのパフォーマンス最大化を目指す。

AIによるSESマッチングシステムの特徴まとめ

大規模言語モデル(LLM)について

大規模言語モデル(LLM)とは、膨大な量のテキストデータを学習し、人間の言語を理解・生成する能力を持つAIモデルのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 自然言語処理タスクにおいて高い性能を発揮
• 文脈を理解し、複雑な質問に対して適切な回答を生成
• 多様な応用分野（翻訳、要約、対話システムなど）で活用可能

エンジニアのミカタとKawaiiAIの業務提携では、このLLM技術を活用してSESマッチングシステムの高度化を図る。具体的には、エンジニアのスキルや経験を自然言語で詳細に分析し、案件要件との適合性を高精度で判断することが可能になる。これにより、従来の手動マッチングでは見落とされがちだった潜在的な適性も発見できると期待されている。

AIによるSESマッチングシステムに関する考察

AIによるSESマッチングシステムの導入は、エンジニア不足問題に対する革新的なアプローチと言える。従来のSES業界の非効率な構造を打破し、エンジニアと企業のニーズをより正確に把握・マッチングすることで、双方にとって満足度の高い人材配置が実現する可能性がある。また、AIによる効率化は、案件成約までの時間短縮やコスト削減にもつながり、SES業界全体の生産性向上に寄与するだろう。

一方で、AIによるマッチングシステムの精度や信頼性の確保が課題となる。エンジニアのスキルや経験を数値化・定量化する際の基準設定や、AIの判断基準の透明性確保が重要となる。また、AIが人間の直感や経験に基づく判断を完全に代替できるわけではないため、人間の専門家による監督や最終判断の仕組みを適切に組み込む必要があるだろう。

今後、このようなAIによるSESマッチングシステムがさらに進化することで、エンジニアの適性や潜在能力を最大限に引き出す新たな機会創出につながる可能性がある。例えば、エンジニアの成長過程を予測し、キャリアパスの提案や必要なスキル習得の支援など、より包括的な人材育成・活用システムへと発展することが期待される。エンジニア不足解消のみならず、IT業界全体の底上げにつながる可能性を秘めている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「エンジニアのミカタ、最先端のアルゴリズム開発を手掛けるKawaiiAIと業務提携を開始〜AIによるSESマッチングシステムの開発促進にKAWAII Algorithm Moduleを導入〜 | 株式会社エンジニアのミカタのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000073663.html, (参照 24-08-16).
2. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html

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