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公開：2024-08-16

バイセルが第2四半期決算発表、業績好調で上方修正と新規M&Aも発表

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• バイセルが2024年12月期第2四半期決算を発表
• 売上高287億円、営業利益24億円で大幅な成長
• レクストホールディングスの新規M&Aを発表

バイセルの2024年12月期第2四半期決算と新規M&A発表

株式会社BuySell Technologiesは2024年8月14日に2024年12月期第2四半期決算を発表した。第2四半期累計売上高は287億円（予想比+5.3%、前年同期比+46.8%）、営業利益は24億円（予想比+56.4%、前年同期比+84.2%）と、前回5月に発表した修正予想を大幅に超過する結果となった。この好調な業績を受け、通期業績予想を今期2度目の上方修正し、売上高618億円、営業利益46億円と予想している。^[1]

また、バイセルは「買取 福ちゃん」を運営する株式会社REGATEを含むリユース関連事業7社を傘下に有する、レクストホールディングス株式会社の新規M&Aを発表した。このM&Aにより、バイセルの出張訪問件数は約40万件の規模となり、広告宣伝費の効率化や物流網の最適化など、広い領域での高いシナジーが中長期的に期待できるとしている。

バイセルの既存事業においても、出張訪問買取事業の主要KPIである出張訪問数が前年同期比+16.8%と順調に拡大している。リピーター獲得強化施策が奏功し、夏季に向けた訪問予約を積み上げつつあるという。今後は10月8日のレクストホールディングス子会社化完了後、2024年12月期第4四半期からB/S連結、2025年12月期からP/L連結を予定している。

バイセルの2024年12月期第2四半期決算まとめ

M&Aについて

M&Aとは、Mergers and Acquisitions（合併と買収）の略称で、企業の経営権や事業の譲渡、統合などを指す言葉だ。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 企業規模の拡大や事業領域の拡張が可能
• シナジー効果による競争力の強化
• 経営資源の効率的な活用や再配分が可能

バイセルが発表したレクストホールディングス株式会社の新規M&Aは、リユース事業の拡大と効率化を目指す戦略的な動きだ。このM&Aにより、バイセルは「買取 福ちゃん」や「日晃堂」などの事業を傘下に収め、出張訪問買取の規模を約40万件に拡大する。広告宣伝費の効率化、物流網の最適化、販路の拡大など、多岐にわたるシナジー効果が期待されている。

バイセルの事業拡大戦略に関する考察

バイセルの2024年12月期第2四半期決算と新規M&A発表は、同社の積極的な成長戦略を示している。特に注目すべきは、既存事業の堅調な成長とM&Aによる事業拡大の両輪で、リユース市場でのポジションを強化している点だ。出張訪問買取事業のKPI改善や上方修正された業績予想は、バイセルの事業モデルの有効性と市場の成長性を示唆している。

一方で、急速な事業拡大に伴うリスクも考慮する必要がある。M&A後の統合プロセスや、拡大した事業規模に対応する管理体制の構築が課題となるだろう。特に、異なる企業文化や業務プロセスの調和、システム統合、人材の最適配置などが重要になる。これらの課題に対しては、段階的な統合計画の策定や、コミュニケーション強化による社内の一体感醸成が有効な解決策となり得る。

今後バイセルには、M&Aによって獲得した資産やノウハウを活用し、より付加価値の高いサービスの開発や、新たな顧客層の開拓が期待される。例えば、AI技術を活用した査定精度の向上や、サステナビリティを重視した新しいリユースモデルの構築などが考えられる。リユース市場のリーディングカンパニーとして、環境負荷低減と経済的価値創出の両立を目指す革新的な取り組みに期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「バイセル、通期業績予想を今期2度目の上方修正　新規M&Aを発表しグループ戦略を前進【2024年12月期 第2四半期決算】 | 株式会社BuySell Technologiesのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000171.000018121.html, (参照 24-08-16).

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