ソフトウェア

SOFTWARE

公開：2025-01-30

MicrosoftがPowerToys v0.88.0を公開、SysinternalsのZoomIt統合で画面共有機能を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• MicrosoftがPowerToys v0.88.0を公開
• SysinternalsのZoomIt機能を統合
• Video Conference Mute機能を廃止

PowerToys v0.88.0がZoomItを統合し機能を強化

米Microsoftは1月29日（日本時間）、システムユーティリティ群「Microsoft PowerToys」の最新版となるv0.88.0を公開した。Sysinternalsの人気ツール「ZoomIt」が統合され、デスクトップの拡大・縮小やアノテーション機能、画面録画機能などのプレゼンテーション補助機能が利用できるようになっている。^[1]

PowerToysに統合された「ZoomIt」は設定画面が刷新され、モダンなUIデザインと日本語による機能説明が追加されている。スタンドアロン版との共存はできないものの、ホットキーの設定はオリジナルを踏襲しつつカスタマイズも可能となっており、ユーザビリティの向上に貢献している。

また本バージョンでは、2022年11月から非推奨とされていた「Video Conference Mute」機能が完全に削除された。加えて.NET 9.0.1の採用によりWPFの問題が修正され、PowerToys Runの安定性が向上している。

PowerToys v0.88.0の新機能まとめ

ZoomItについて

ZoomItとは、Microsoftの一部門であるSysinternalsが開発したプレゼンテーション支援ツールのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• デスクトップ画面の拡大・縮小機能
• 画面へのアノテーション（注釈）機能
• 画面録画およびカウントダウンタイマー機能

PowerToysに統合されたZoomItは、オリジナルのSysinternals版が持つ機能を継承しながら、より使いやすいモダンなインターフェースを提供している。スタンドアロン版のZoomItは引き続きSysinternalsからも提供され、ユーザーは好みに応じて選択できるようになっている。

PowerToys v0.88.0に関する考察

PowerToysへのZoomIt統合は、プレゼンテーションツールとしての価値を大きく高める施策となっている。従来のスタンドアロン版では古いUIデザインが課題とされていたが、PowerToysでは設定画面の刷新と日本語対応によって使いやすさが向上している。

今後はZoomItの機能拡張やPowerToys本体との連携強化が期待される。特にPowerToys Runとの統合やショートカットキーの柔軟なカスタマイズ機能の追加によって、より効率的なプレゼンテーション環境が実現できるだろう。

一方で、Video Conference Muteの廃止は一部ユーザーに影響を与える可能性がある。代替機能の提供や新しいビデオ会議支援機能の開発が望まれるところだ。PowerToysの今後の発展に注目が集まる。

参考サイト

1. ^ GitHub. 「Release Release v0.88.0 · microsoft/PowerToys · GitHub」. https://github.com/microsoft/PowerToys/releases/tag/v0.88.0, (参照 25-01-30).
2. Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ソフトウェア」に関するコラム一覧「ソフトウェア」に関するニュース一覧