GitHubがパブリックリポジトリ向けにCobalt 100搭載のArm64ホステッドランナーを無料提供、クラウドネイティブ開発の効率化に貢献
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記事の要約
- GitHubがパブリックリポジトリ向けにArm64ランナーを無料提供
- MicrosoftのCobalt 100プロセッサを採用し40%性能向上
- Ubuntu 24.04と22.04に対応したArmネイティブ開発が可能
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GitHubがパブリックリポジトリ向けにCobalt 100搭載のArm64ランナーを提供開始
GitHubは2025年1月16日、パブリックリポジトリを利用している無料プランのユーザーに対して、MicrosoftのCobalt 100プロセッサを搭載したLinux Arm64ホステッドランナーの提供を開始した。このサービスはパブリックプレビューとして展開され、Arm64アーキテクチャ上でのネイティブな開発環境を実現することが可能になっている。[1]
新しく提供されるArm64ホステッドランナーは4つの仮想CPUコアを備えており、MicrosoftのAzure上の従来のArmベースの仮想マシンと比較して最大40%のパフォーマンス向上を達成している。開発者はubuntu-24.04-armとubuntu-22.04-armというラベルを使用することで、この新しい実行環境を利用することが可能だ。
GitHubはArmと協力してUbuntuの仮想マシンイメージを提供しており、開発者がArm環境での開発をスムーズに開始できる体制を整えている。パブリックリポジトリでの利用に限定されており、プライベートリポジトリでの使用は制限されているため、ワークフローに追加した場合は実行が失敗する仕組みになっている。
Linux Arm64ホステッドランナーの主な特徴
項目 | 詳細 |
---|---|
プロセッサ | Microsoft Cobalt 100 |
性能向上 | 従来比最大40%向上 |
対応OS | Ubuntu 24.04/22.04 |
利用可能なラベル | ubuntu-24.04-arm、ubuntu-22.04-arm |
利用制限 | パブリックリポジトリのみ対応 |
提供状況 | パブリックプレビュー段階 |
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Arm64アーキテクチャについて
Arm64アーキテクチャとは、ARMv8命令セットアーキテクチャに基づく64ビットプロセッサアーキテクチャのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 64ビットアドレス空間と演算処理に対応した高性能な命令セット
- 省電力設計による優れたエネルギー効率
- モバイルからサーバーまで幅広い用途に対応可能な拡張性
GitHubが提供を開始したArm64ホステッドランナーは、このアーキテクチャを活用することで効率的な開発環境を実現している。MicrosoftのCobalt 100プロセッサを採用することで、従来のArmベースの仮想マシンと比較して大幅なパフォーマンス向上を達成しており、開発者の生産性向上に貢献することが期待される。
Linux Arm64ホステッドランナーに関する考察
GitHubがパブリックリポジトリの無料プランユーザーにArm64ホステッドランナーを提供することは、オープンソースコミュニティの発展に大きく貢献する可能性がある。特にMicrosoftのCobalt 100プロセッサを採用することで、従来のArmベースの仮想マシンと比較して大幅なパフォーマンス向上を実現しており、開発者の生産性向上が期待できるだろう。
パブリックプレビュー段階であることから、利用者数の増加に伴うピーク時の待ち時間の増加が懸念される。この課題に対しては、ユーザーフィードバックを基にした環境の最適化やリソースの適切な配分が重要になってくるだろう。
今後はプライベートリポジトリへの対応拡大や、より多くのLinuxディストリビューションのサポートが期待される。Arm環境でのネイティブな開発がより一般的になることで、クラウドネイティブな開発環境の構築がさらに加速するはずだ。
参考サイト
- ^ GitHub. 「Linux arm64 hosted runners now available for free in public repositories (Public Preview) - GitHub Changelog」. https://github.blog/changelog/2025-01-16-linux-arm64-hosted-runners-now-available-for-free-in-public-repositories-public-preview/, (参照 25-01-20).
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
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