ふかうら王V8.30リリース、PvMate機能で即詰みチェック可能に、TensorRT版は64GPUまで対応
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ふかうら王V8.30に関する記事の要約
- ふかうら王V8.30がリリース、WCSC34で使用されたバージョン
- PvMate機能の追加によりR40程度の強化を実現
- TensorRT版は最大64GPUまで対応可能に
- CUDA 12.3のインストールが必要だが、12.0~12.2でも動作する可能性あり
ふかうら王V8.30でR40程度の性能低下を確認
2024年5月10日、コンピュータ将棋ソフトのふかうら王V8.30が公開された。今回のバージョンでは、PvMate機能と呼ばれる新機能が追加されており、これによってR40程度の性能低下が確認されている。PvMateは、読み筋上の即詰みをチェックする機能だが、現時点ではまだ十分に最適化されておらず、全体的な探索性能を低下させる要因になっているようだ。[1]
一方、ふかうら王V8.30ではTensorRT版の拡張も行われた。これまでTensorRT版は最大16GPUまでの対応だったが、V8.30からは最大64GPUまで使用できるようになった。ただし、GPUを増やしたからといって必ずしも性能が向上するわけではなく、CPUとのバランスや通信オーバーヘッドなども考慮する必要がある。
ふかうら王の開発チームは、PvMate機能の改良を進めると共に、マルチGPU環境での最適化にも取り組んでいくとのことだ。次期バージョンではPvMateによる性能向上と、64GPU環境での安定動作が期待される。ふかうら王は今後もコンピュータ将棋界をリードする存在であり続けるだろう。
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考察
ふかうら王V8.30のリリースは、コンピュータ将棋界にとって重要な意味を持つ。PvMate機能の追加は将棋AIの新たな可能性を示唆するものであり、今後の発展につながる技術革新と言えるだろう。ただし、現時点ではPvMateの実装が不完全であるため、かえって性能を低下させてしまっている点は課題である。PvMateのアルゴリズムを洗練させ、探索の効率化と高速化を図ることが求められるだろう。
また、64GPUまで対応したTensorRT版の登場は、将棋AIのさらなる強化に向けた布石となる。従来のようにCPUのみで探索を行うのではなくGPUの並列処理能力を最大限に活用することで、より深い読みと幅広い局面評価が可能になるはずだ。ただし、マルチGPU環境を生かすためには、AIプログラムの設計や実装面でのさまざまな工夫が必要不可欠であり、単純にGPU数を増やせば良いというものではない。ソフトウェアとハードウェアの両面から、最適なアーキテクチャを追求していくことが重要になるだろう。
参考サイト
- ^ GitHub. 「Release ふかうら王V8.30 · yaneurao/YaneuraOu · GitHub」. https://github.com/yaneurao/YaneuraOu/releases/tag/V8.30, (参照 24-05-28).
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