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公開：2025-03-01

三菱電機がエコキュートのデマンドレスポンス制御機能を法人向けに提供開始、電力需給バランスの効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 三菱電機がエコキュートのDR制御機能を法人向けに提供開始
• Living･EARTHに新機能を搭載し多数の機器の一括制御が可能に
• 再生可能エネルギーの効率的な需給バランス調整を実現

三菱電機のエコキュートDR制御機能がLiving･EARTHに搭載

三菱電機株式会社は、法人向けエネルギー制御システム「Living･EARTH」に家庭用エコキュートのデマンドレスポンス制御機能を搭載し、2025年3月3日より提供を開始する。新機能により電力会社を含むDRサービス事業者は、契約している多数の三菱エコキュートの沸き上げ時間を一括制御することが可能となったのだ。^[1]

2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向けて再生可能エネルギー発電の導入が進む中、太陽光発電の普及により昼間時間帯に電力供給量が使用量を上回る頻度が増加している。一般送配電事業者は電力需給バランスを保つため、発電量の一時的な抑制や停止を実施する必要が生じているのである。

新機能は翌日の電力使用量を事前に入力することで、多数の三菱エコキュートの制御計画を策定し沸き上げ時間帯を最適化することが可能となった。さらに時間帯別の卸電力取引所料金単価を事前に入力することで、発電量が多く料金単価が安い時間帯に沸き上げを行い電力調達コストの低減にも貢献する。

エコキュートDR制御機能の特長まとめ

デマンドレスポンスについて

デマンドレスポンスとは、電力需給バランスを調整するために電力需要を制御することを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 電力使用量と発電量の需給バランスを最適化
• 再生可能エネルギーの効率的な活用を促進
• 電力の安定供給と調達コスト低減に貢献

家庭分野のデマンドレスポンス推進において、普及台数の多いエコキュートは重要な役割を担っている。従来は住戸ごとに分散設置された機器を1台ずつ制御する必要があったが、Living･EARTHの新機能により多数の機器を束ねて効率的に制御することが可能となった。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「家庭用エコキュートを活用したデマンドレスポンス制御機能を法人向けに提供開始 | 三菱電機株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000235.000120285.html, (参照 25-03-01).

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