【CVE-2025-26606】WeGIAにSQLインジェクションの脆弱性、バージョン3.2.13で修正完了
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記事の要約
- WeGIAのエンドポイントにSQLインジェクションの脆弱性
- バージョン3.2.13で脆弱性が修正され対応完了
- 任意のSQLクエリ実行による情報漏洩のリスク
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WeGIAにおけるSQLインジェクション脆弱性の発見
ポルトガル語圏向けのオープンソースWeb管理システムWeGIAにおいて、informacao_adicional.phpエンドポイントにSQLインジェクションの脆弱性が発見され、2025年2月18日に公開された。この脆弱性により攻撃者が任意のSQLクエリを実行し、機密情報への不正アクセスが可能となる深刻な問題が判明している。[1]
この脆弱性はCVSS 4.0で最高スコアの10.0を記録し、攻撃の実行が容易で影響範囲も広いことが示されている。また、CWE-89(SQLインジェクション)とCWE-284(不適切なアクセス制御)の2つの脆弱性タイプに分類され、システムのセキュリティに重大な影響を及ぼす可能性が指摘された。
開発元のLabRedesCefetRJは、この脆弱性に対してバージョン3.2.13で修正対応を完了している。回避策が存在しないため、影響を受けるバージョンを使用しているユーザーは、直ちに最新バージョンへのアップデートが推奨されている。
WeGIAの脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2025-26606 |
影響を受けるバージョン | 3.2.13未満 |
CVSSスコア | 10.0(CRITICAL) |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション、不適切なアクセス制御 |
対象コンポーネント | informacao_adicional.phpエンドポイント |
修正バージョン | 3.2.13 |
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SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用して不正なSQLクエリを実行する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 入力値の検証が不十分な場合に発生する深刻な脆弱性
- データベースの改ざんや情報漏洩につながる危険性
- 適切な入力値のサニタイズによって防止可能
WeGIAの事例では、informacao_adicional.phpエンドポイントのid_descricaoパラメータにおいて、入力値の検証が適切に行われていないことが原因となっている。このような脆弱性は、データベースの全情報が攻撃者に漏洩する可能性があり、早急な対応が必要となっている。
WeGIAの脆弱性対応に関する考察
WeGIAの開発チームは脆弱性発見後、迅速にバージョン3.2.13でパッチを提供し、セキュリティ対応への姿勢を示している。しかし、Webアプリケーションの基本的なセキュリティ対策であるSQLインジェクション対策が不十分だった点は、開発プロセスにおけるセキュリティレビューの強化が必要であることを示唆している。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、コードレビューやセキュリティテストの強化が重要となるだろう。特にオープンソースプロジェクトとして、コミュニティによるセキュリティレビューの促進や、定期的な脆弱性診断の実施が望まれる。
また、ポルトガル語圏向けのシステムとして多くの機関で利用されている点を考慮すると、セキュリティアップデートの通知体制の整備も重要な課題となる。ユーザーへの適切な情報提供と、アップデートの容易さを両立させることで、より安全なシステム運用が実現できるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-26606, (参照 25-03-07).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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