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【CVE-2025-25281】Outback Power Mojaveインバーターに深刻な情報漏洩の脆弱性、全バージョンが影響を受け早急な対応が必要に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Outback Power Mojaveインバーターに情報漏洩の脆弱性
  • URLの改変により機密情報が露出する可能性
  • 全バージョンが影響を受ける深刻な脆弱性

Outback Power Mojaveインバーターの情報漏洩脆弱性

米国サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は2025年2月13日、Outback Power社のMojaveインバーターに情報漏洩の脆弱性が存在することを公表した。この脆弱性は【CVE-2025-25281】として識別されており、攻撃者がURLを改変することで対象ネットワークの機密情報を取得できる可能性があるとされている。[1]

脆弱性の深刻度はCVSS v3.1で7.5(High)、CVSS v4.0で8.7(High)と評価されており、認証なしでリモートから攻撃可能な状態となっている。Sandia National Laboratoryの研究者Jon Hurtado氏によって発見されたこの脆弱性は、Mojaveインバーターの全バージョンに影響を与えることが確認されている。

CISAの評価によると、この脆弱性の悪用は自動化可能であり、技術的な影響は部分的とされている。攻撃者は特別な権限や複雑な条件を必要とせずに攻撃を実行できるため、早急な対策が求められる状況となっている。

Mojaveインバーターの脆弱性詳細

項目 詳細
脆弱性ID CVE-2025-25281
影響度(CVSS v3.1) 7.5(High)
影響度(CVSS v4.0) 8.7(High)
影響を受けるバージョン 全バージョン
脆弱性の種類 情報漏洩(CWE-200)
発見者 Jon Hurtado(Sandia National Laboratory)

情報漏洩について

情報漏洩とは、システムやアプリケーションから意図せずに機密情報が外部に流出することを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 正規のアクセス制御をバイパスして機密データにアクセス可能
  • システムの設定ミスや実装の不備により発生
  • 個人情報や機密情報の不正取得につながる危険性

Mojaveインバーターの事例では、URLパラメータの操作により本来アクセスできないはずのネットワーク情報が露出する可能性がある。このような脆弱性は攻撃者による更なる侵入の足がかりとなる可能性があり、特に重要インフラで使用される機器では深刻な影響をもたらす可能性がある。

Mojaveインバーターの脆弱性に関する考察

産業用機器における情報漏洩の脆弱性は、単なる情報の流出にとどまらず、重要インフラへの攻撃の糸口となる可能性がある点で特に注意が必要である。URLパラメータの検証が不十分な実装は、開発段階での セキュリティレビューの強化やペネトレーションテストの実施により防ぐことが可能だったと考えられる。

今後はゼロトラストアーキテクチャの採用や、アクセス制御の多層化による防御が重要となってくるだろう。特に産業用機器においては、デフォルトでのセキュアな設定や、定期的なセキュリティアップデートの提供体制の確立が不可欠である。

また、この種の脆弱性に対する早期発見・対応のためには、脆弱性報奨金プログラムの導入や、セキュリティ研究者とのより密接な協力関係の構築も検討に値する。製品のセキュリティ強化には、開発段階からのセキュリティ・バイ・デザインの考え方の徹底が求められる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-25281, (参照 25-03-07).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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