OBCとYUIがクラウド会計ソフトのAPI連携を開始、連結会計業務の効率化と正確性向上を実現
PR TIMES より
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記事の要約
- OBCの「勘定奉行V ERPクラウド」と「結/YUI」がAPI連携開始
- 連結パッケージ作成業務の効率化と正確性向上を実現
- 親会社と子会社で異なる奉行シリーズ製品の連携が可能に
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OBCと株式会社YUIによるクラウド会計ソフトのAPI連携強化
株式会社YUIは、2024年8月19日にOBCの「勘定奉行V ERPクラウド」と自社の「クラウド連結会計ソフト結/YUI」のAPI連携を開始したことを発表した。この連携により、「勘定奉行V ERPクラウド」の情報を「結/YUI」の連結パッケージ作成業務に効率的に活用することが可能となり、手作業による転記作業を排除することで、より正確な連結財務諸表の作成が実現する。[1]
この新しいAPI連携は、奉行シリーズにおける連結ニーズの高まりに応える形で実現した。2023年11月の「勘定奉行クラウド」、2024年2月の「勘定奉行クラウド Global Edition」、そして直近の「奉行クラウド Group Shared Model」との連携に続く形で、「勘定奉行V ERPクラウド」との連携が実現したことで、より幅広い企業グループの連結会計ニーズに対応できるようになった。
API連携により、「勘定奉行V ERPクラウド」から「結/YUI」へ自動的に収集されるデータには、勘定科目マスタ、部門マスタ、試算表(部門別含む)、グループ間の債権債務取引高などが含まれる。これらのデータは「結/YUI」内の適切な画面に自動転記され、連結精算表やキャッシュ・フロー計算書などの作成に活用される。さらに、データの更新もボタン一つで最新版に置き換えることが可能となり、連結会計業務の効率と正確性が大幅に向上する。
クラウド連結会計ソフト「結/YUI」の機能まとめ
データ収集 | 自動転記 | 整合性チェック | 開示システム連携 | |
---|---|---|---|---|
主な機能 | API連携によるデータ自動収集 | 連結パッケージ情報の自動転記 | 連結理論との整合性自動チェック | 開示システムとのAPI連携 |
対象データ | 勘定科目、部門、試算表、取引高 | 連結精算表、キャッシュ・フロー計算書 | 残高差異、作業漏れ | 単体・連結財務情報 |
メリット | データ収集の効率化 | 手作業削減による正確性向上 | エラー検出と修正の迅速化 | 一気通貫の情報連携 |
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API連携について
API連携とは、異なるソフトウェア間でデータをやり取りするための仕組みのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 異なるシステム間でのデータ共有を自動化
- リアルタイムでのデータ更新が可能
- 手作業によるデータ入力や転記作業を削減
「勘定奉行V ERPクラウド」と「結/YUI」のAPI連携では、勘定科目マスタ、部門マスタ、試算表、グループ間取引高などのデータが自動的に連携される。これにより、連結会計作業の効率化と正確性の向上が実現し、企業グループの財務報告プロセスが大幅に改善される。さらに、データの更新もボタン一つで最新情報に反映できるため、常に最新の財務情報に基づいた連結財務諸表の作成が可能となる。
クラウド会計ソフトのAPI連携に関する考察
OBCの「勘定奉行V ERPクラウド」と株式会社YUIの「結/YUI」のAPI連携は、連結会計業務の効率化と正確性向上に大きく貢献する。特に、異なる会計システムを使用する親会社と子会社間でのデータ連携が可能になったことは、多様な企業グループ構造に対応できるという点で評価できる。一方で、API連携の拡大に伴い、データセキュリティやプライバシー保護の重要性が増すことも予想される。
今後の課題としては、さらなる連携先の拡大や、より複雑な連結処理への対応が挙げられる。例えば、海外子会社との連携や、セグメント情報の自動生成など、より高度な機能の追加が期待される。また、AIやマシンラーニングを活用した異常値検出や予測分析機能の実装も、連結会計の質を高める上で重要になってくるだろう。
クラウド会計ソフト間のAPI連携は、今後ますます進化していくと予想される。単なるデータ連携にとどまらず、業務プロセス全体の最適化や、リアルタイムの経営意思決定支援など、より高度な価値提供へと発展していくことが期待される。OBCと株式会社YUIには、このような未来を見据えた継続的な機能拡張と、ユーザーニーズに応じた柔軟なサービス提供を期待したい。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「OBCの「勘定奉行V ERPクラウド」と「クラウド連結会計ソフト結/YUI」がAPI連携を開始 | 株式会社YUIのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000111671.html, (参照 24-08-22).
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