MicrosoftがWindows向けのアプリ「Paint」でペンやブラシのサイズ選択UIを刷新、背景色の設定にも対応
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Paintのアップデートに関する記事の要約
- PaintのiOSやAndroidアプリがリリース
- 新しいサイズスライダーによりペンやブラシの太さ調整が容易に
- レイヤーパネルの背景オプション追加で背景色の設定が可能に
- コピー可能レイヤーの選択機能により特定の範囲のコピーが簡単に
- キーボードショートカットの追加で作業効率が大幅に向上
Windows 11のBeta版でPaintのブラシの機能が強化
2024年3月13日、MicrosoftはWindows 11の開発版であるCanaryおよびDevチャネルでPaintのアップデートの配信を開始。今回のアップデートではペン、ブラシ、消しゴムツールのサイズ選択がより直感的になるサイズスライダーが新たに導入された。[1]
サイズスライダーはツールを選択すると自動的にキャンバスの左側に表示される。スライダーをドラッグすることでプレビューを見ながらサイズを調整できる。細かい設定が可能になり、これまで以上に思い通りの線を描くことができるようになった。
またレイヤーパネルにも改良が加えられ、キャンバスの背景色を設定できる背景オプションが追加された。レイヤーパネル下部の「Background」タイルをクリックするか、Ctrl+Shift+Bのショートカットキーで色選択ダイアログを開き、任意の色を背景色として指定できる。背景を非表示にしたい場合は「Hide background」オプションを使用するか、Ctrl+Shift+Hで切り替えられる。
さらに「Copy visible layers」という新しいコピー方法も導入された。これは選択ツールで範囲を指定した上で、表示中の全レイヤーのコンテンツをコピーする機能だ。右クリックメニューかCtrl+Shift+Cのショートカットキーで実行できる一方、従来のCtrl+Cは選択中のレイヤーのみコピーする。
MicrosoftはWindows Insiderからのフィードバックを元に、順次ロールアウトを進めていく方針だ。現時点ではCanaryとDevチャネルの一部ユーザーに限定されているが、問題がなければ全ユーザーに開放される見込みとなっている。
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考察
今回のPaintアップデートは、ペイントツールとしての機能性を大きく向上させるものだ。とりわけブラシサイズの設定は、デジタルイラストを描く上で非常に重要な要素であり、より直感的で使いやすいUIの実現は多くのユーザーから歓迎されるだろう。背景色の設定やレイヤー単位のコピーなど、より高度な画像編集ニーズにも対応できるようになったことで、Paintの用途はさらに広がっていくことが予想される。
一方で、今後に期待したい点もいくつかある。例えば、レイヤーの不透明度調整や描画モードの切り替え、テキストツールの改良、フィルタ効果の拡充などだ。他のペイントソフトと比べるとまだ機能面で見劣りする部分もあるため、ユーザーの要望を汲み取りながら継続的なアップデートを重ねていってほしい。また、タブレットやスタイラスペンとの親和性を高めることで、より本格的なペイントソフトとしての地位を確立することも可能だろう。Windowsに標準搭載されているツールとして、さらなる進化に期待したい。
参考サイト
- ^ Microsoft Windows Blogs. 「Paint update begins rolling out to Windows Insiders | Windows Insider Blog」. https://blogs.windows.com/windows-insider/2024/03/13/paint-update-begins-rolling-out-to-windows-insiders/, (参照 24-05-28).
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
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