AI

エーアイ

公開：2025-05-09

アンドドットとQTnetが共同開発したQT-GenAIがLGWAN対応を開始、自治体での安全な生成AI活用が可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• QT-GenAIがLGWAN環境での利用に対応開始
• 自治体の閉域ネットワークで安全な生成AI活用が可能に
• 福岡市での実証実験で33%の業務効率化を達成

アンドドットとQTnetが共同開発した生成AIプラットフォームの機能拡張

アンドドット株式会社は株式会社QTnetと共同で開発した法人向けマルチ生成AIプラットフォーム「QT-GenAI」において、2025年5月8日より自治体向けのLGWAN環境での利用を開始した。この機能拡張により、インターネットから独立した閉域ネットワーク環境での生成AI活用が可能となり、高度なセキュリティを確保しながら自治体業務の効率化を実現している。^[1]

QT-GenAIは専門的なAIリテラシーを必要とせず、直感的な操作性を特徴とするサービスとして設計されており、自治体職員による各種書類作成や問い合わせ対応などの業務効率化を支援する機能を実装している。福岡市での実証実験では、従来の業務プロセスと比較して平均33%の作業時間削減効果が確認されており、行政サービスの質的向上に貢献している。

QT-GenAIのプラットフォームは、GPT、Gemini、Claudeなど複数の最新AIモデルを搭載し、テキストだけでなく画像やPDF、動画、音声など多様な入力形式に対応している。企業単位での利用環境構築やアクセス制限機能、フィルタリング機能、ログ管理機能なども備えており、機密性の高い業務にも対応可能な設計となっている。

QT-GenAIの主要機能まとめ

LGWANについて

LGWANとは、Local Government Wide Area Networkの略称で、地方公共団体の組織内ネットワークを相互接続する行政専用のネットワークシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• インターネットから完全に独立した閉域ネットワーク構成
• 高度なセキュリティ基準に基づく通信環境の提供
• 地方自治体間での安全な情報共有基盤の実現

LGWANは政府が推進する行政のデジタル化において重要なインフラとして位置づけられており、高度なセキュリティを確保しながら自治体業務の効率化を実現する基盤となっている。QT-GenAIのLGWAN対応により、より多くの自治体で安全な生成AI活用が可能になると期待されている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「QT-GenAIがLGWAN対応 ～庁内での安全な環境をご提供～ | アンドドット株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000125579.html, (参照 25-05-09).
2162

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム一覧「AI」に関するニュース一覧