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積水樹脂が透明電波吸収ソリューション「DENBOW」を発表、RFIDの誤認識防止と作業視界の確保を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

積水樹脂が透明電波吸収ソリューション「DENBOW」を発表、RFIDの誤認識防止と作業視界の確保を実現

PR TIMES より


記事の要約

  • 積水樹脂が透明電波吸収ソリューション「DENBOW」を発表
  • RFIDの誤認識を防ぎ、作業者の視界も確保可能に
  • 2025年4月よりウォークスルーゲートシステムを発売予定

積水樹脂の透明電波吸収パネル「DENBOW」による物流効率化

積水樹脂株式会社は、RFIDシステムにおける電波の多重反射による誤認識問題を解決する透明電波吸収ソリューション「DENBOW」を開発し、第一弾として「ウォークスルーゲートシステム」を2025年4月より発売する予定だ。この新システムは、透明でありながら一般的な電波吸収体より高い電波吸収性能を備えており、作業者の視界を確保しながら安全な運用を実現するものである。[1]

積水樹脂は2000年代初頭からETC電波吸収体の開発・生産・販売に取り組んでおり、東京都市大学との連携のもとで研究を重ねてきた結果、透明でありながら920MHz付近に約15dBの吸収性能を持つ電波吸収パネルの開発に成功したのだ。このパネルは68%という高い透過率とHAZE3%以下の透明性を実現している。

新システムには移動方向検知読み取り機能が搭載されており、右から左への通過をIN(入荷)、左から右への通過をOUT(出荷)として認識することが可能になった。RFIDの読み取りエリアを調整できるフラップ機能と組み合わせることで、アパレル、物流、倉庫、入退管理など、様々な業界での活用が期待されている。

「DENBOW」ウォークスルーゲートシステムの仕様

項目 詳細
外形サイズ L2,800×W1,400×H2,050(mm)
重量 160kg(3スパン)
パネル透過率 68%(HAZE3%以下)
電波吸収性能 920MHz付近に約15dBの吸収性能
パネル厚み 5mm
パネル重量 5.3kg/㎡

RFIDについて

RFIDとは「Radio Frequency Identification」の略称で、電波を用いてRFタグのデータを非接触で読み書きするシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • バーコードと異なり複数タグの同時読み取りが可能
  • 電波が届く範囲内であれば離れた場所からでも読み取り可能
  • 物流や店舗管理など幅広い分野での活用が進む

RFIDシステムの課題として、電波の反射による通信の乱れやタグの誤認識が挙げられてきた。従来の電波吸収パネルは不透明な素材であったため作業者の視界を妨げ、監視カメラの死角を生むという新たな問題を引き起こしていたが、透明電波吸収パネルの開発によってこれらの課題が解決されつつある。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「積水樹脂、RFIDの誤認識課題を解決する透明電波吸収ソリューション「DENBOW」第一弾として「ウォークスルーゲートシステム」を発売 | 積水樹脂株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000074625.html, (参照 25-05-05).
  2. 2122

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