メディアリンクがDXでんわのAI自動案内機能をアップデート、架電者の発話によるフロー分岐が可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

メディアリンク株式会社は、電話自動応答サービス「DXでんわ」において、AI自動案内機能のアップデートを2025年5月8日に実施した。このアップデートにより、架電者の発話内容に基づいて適切なフロー分岐が可能になり、電話受付業務の効率化が大幅に向上している。^[1]

今回のアップデートでは、架電者の発話による後続フローへの分岐機能が追加され、プッシュボタン操作なしでの電話案内が実現可能になった。従来のプッシュボタン操作との併用も可能であり、企業のニーズに応じた柔軟な運用が実現できるようになっている。

さらに転送先の聞き返し機能も追加され、架電者の発話内容に基づいて特定された転送先を音声で確認できるようになった。2025年5月下旬には正式版がリリースされ、設定可能な分岐数と転送先数の上限が引き上げられる予定だ。

IVRとは「Interactive Voice Response」の略称で、電話による自動音声応答システムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

DXでんわのIVRシステムは、音声案内による自動受付から用件に応じた担当者への振り分けまでを自動化することができる。さらに音声の自動テキスト化機能やSMS送信機能も搭載されており、約40言語に対応した多機能な電話自動応答システムとなっている。

今回のアップデートによって追加された発話によるフロー分岐機能は、電話対応業務の自動化における重要な一歩となっている。プッシュボタン操作が不要になることで、特に高齢者や操作に不慣れな利用者にとって使いやすいシステムになることが期待できるだろう。

一方で、発話内容の正確な認識や多言語対応における精度の向上が今後の課題として考えられる。特に方言や専門用語、背景ノイズがある環境下での認識精度を高めることで、より幅広い場面での活用が可能になるはずだ。

β版から正式版へのアップデートでは、分岐数と転送先数の上限引き上げが予定されているが、企業規模や業務内容に応じた柔軟な設定オプションの提供も必要になるだろう。音声認識技術の進化とAIの学習による精度向上が、サービスの価値をさらに高めていく可能性が高い。

^ PR TIMES. 「電話対応をゼロにする「DXでんわ」、「AI自動案内（β版）」の機能アップデートを実施。 | メディアリンク株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000144.000072025.html, (参照 25-05-09).

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