愛知eスポーツ連合が第35回研究会を開催、eスポーツ教育のアプローチを産学で議論

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

愛知・名古屋eスポーツ研究会が第35回開催
eスポーツ教育のアプローチについて議論
産学連携でeスポーツの普及を目指す

愛知eスポーツ連合が第35回研究会を開催

一般社団法人愛知eスポーツ連合は2024年8月6日にeスポーツ高等学院名古屋校にて第35回愛知・名古屋eスポーツ研究会を開催した。「eスポーツ×教育産学におけるeスポーツ教育のアプローチについて考える」をテーマに掲げ東海地域の教育関係者や自治体関係者など約50名が参加した。^[1]

岩田滉平理事が開会挨拶で「真にeスポーツが普及していくための教育的価値を本業で役立てていただきたい」と呼びかけた。また塩田直道事務局長はGIGAスクール構想第2期に向けた考え方の重要性を説き「ICTという新しいものが学校に追加されるのではなく足りなかった当たり前のものを取り入れて学校が世の中に追いつく」と述べた。

高橋幸夫氏は「自主性」と「主体性」の違いを説明し校内eスポーツ大会など生徒主体の活動事例を紹介した。岡田勇樹氏は「全日本高校eスポーツ選手権」について語り大浦豊弘氏はeスポーツを活用した地方創生やデジタル人材育成の必要性を訴えた。最後に篠田武流氏が「CRAFT ACADEMY」を紹介しゲームを通じた学びを提供する意向を示した。

愛知・名古屋eスポーツ研究会の概要

項目	詳細
開催日	2024年8月6日
開催場所	eスポーツ高等学院名古屋校/ナゴヤeスタジアム
テーマ	eスポーツ×教育産学におけるeスポーツ教育のアプローチについて考える
参加者	東海地域の教育関係者や自治体関係者など約50名
主な登壇者	岩田滉平、塩田直道、高橋幸夫、岡田勇樹、大浦豊弘、篠田武流
主催	一般社団法人愛知eスポーツ連合

eスポーツについて

eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略称で、コンピューターゲームを使った競技のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

オンラインでの対戦や大会開催が可能
プロ選手や専門チームが存在し、賞金制の大会も多数
様々なジャンルのゲームが競技として採用される

愛知・名古屋eスポーツ研究会では、eスポーツの教育的価値に着目し、産学連携でその普及を目指している。2026年に開催される第20回アジア競技大会では、eスポーツが正式競技として採用されることが決定しており、今後さらなる注目が集まると予想される。

愛知・名古屋eスポーツ研究会に関する考察

愛知・名古屋eスポーツ研究会の取り組みは、eスポーツの教育的価値を探求し産学連携を促進する点で評価できる。特に、GIGAスクール構想との関連性や生徒の主体性を重視した教育アプローチは、今後のeスポーツ教育の方向性を示唆している。しかし、eスポーツに対する社会的認知度や理解はまだ十分とは言えず、教育現場への導入には慎重な検討が必要だろう。

今後の課題として、eスポーツ教育の具体的なカリキュラム開発やその効果測定が挙げられる。また、ゲーム依存症などの負の側面への対策も同時に考慮する必要がある。これらの問題に対しては、教育関係者、eスポーツ業界、医療関係者などの多様な専門家が連携し、総合的なアプローチを取ることが求められるだろう。

将来的には、eスポーツを通じたデジタルリテラシーの向上やグローバルコミュニケーション能力の育成など、より広範な教育効果が期待される。愛知・名古屋eスポーツ研究会には、これらの可能性を追求しつつ、eスポーツと教育の持続可能な関係構築に向けた継続的な取り組みを期待したい。

参考サイト

^ PR TIMES. 「【開催報告】第35回愛知・名古屋eスポーツ研究会：eスポーツ×教育産学におけるeスポーツ教育のアプローチについて考える | 一般社団法人愛知eスポーツ連合のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000050300.html, (参照 24-08-29).

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