RX Japanがデータセンター EXPOを新規開催、2024年10月に幕張メッセで業界の最新動向を網羅

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約
データセンター EXPOの新規開催で業界の成長を後押し
データセンター EXPO秋の開催概要
DCIMについて
データセンター EXPOの開催に関する考察
参考サイト

記事の要約

データセンター EXPO秋が2024年10月23～25日に開催
世界のデータセンター市場規模は36.7兆円超えの見込み
日本のデータセンター市場は2027年に4兆円超えを予測

データセンター EXPOの新規開催で業界の成長を後押し

RX Japan株式会社は、データセンター業界の急成長に対応するため、2024年10月23日から25日にかけて幕張メッセで「データセンター EXPO秋」を新規開催することを発表した。本展示会は特定非営利活動法人日本データセンター協会（JDCC）の後援を得て実施され、データセンター向けの最新製品やサービスが一堂に会する場となる。^[1]

世界のデータセンターシステム市場は2024年に36.7兆円を超える規模に達すると予測されており、日本国内のデータセンターサービス市場も2027年には4兆1,862億円に拡大する見込みだ。この成長を背景に、データセンター事業者やゼネコン、各企業の情報システム担当者などが多数来場し、活発な商談が行われることが期待される。

本展示会はJapan IT Week内で開催され、システム開発・運用・保守に関する総合展示会の一環として位置づけられる。冷却装置、電源、空調システムなどのファシリティ関連製品から、サーバー・ストレージ、ネットワーク監視、生成AI向け半導体まで、幅広い製品・サービスが出展される予定だ。

データセンター EXPO秋の開催概要

項目	詳細
開催日程	2024年10月23日～25日
開催場所	幕張メッセ 1-8ホール
主催	RX Japan株式会社
後援	特定非営利活動法人日本データセンター協会（JDCC）
出展対象製品	冷却装置、UPS、空調システム、DCIM、サーバー、ストレージ、ラック、スイッチ/ルーター、生成AI向けプロセッサ、光電融合技術など
来場対象者	データセンター事業者、ゼネコン、サブコン、企業・官公庁の情報システム担当者など

データセンター EXPOの詳細はこちら

DCIMについて

DCIMとは、Data Center Infrastructure Managementの略称で、データセンターのインフラストラクチャを統合的に管理するためのツールやプロセスを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

電力使用量や温度などのリアルタイムモニタリング
設備の稼働状況や容量の可視化
エネルギー効率の最適化と運用コストの削減

DCIMは、データセンターの複雑化や大規模化に伴い、その重要性が増している。データセンター EXPOでは、このDCIM関連の製品やサービスも多数展示される予定であり、来場者はデータセンターの効率的な運用や管理に関する最新技術を学ぶことができるだろう。

データセンター EXPOの開催に関する考察

データセンター EXPOの開催は、急成長するデータセンター市場に対応する重要な取り組みである。特に、生成AIの台頭により、高性能な計算資源への需要が急増している現状を考えると、タイムリーな開催といえるだろう。一方で、これだけ大規模な展示会の運営には、環境負荷の問題や、参加者の移動に伴う感染症リスクなど、様々な課題も存在する。

これらの課題に対しては、オンラインとのハイブリッド開催や、環境に配慮した運営方針の策定などが解決策として考えられる。また、今後は単なる製品展示にとどまらず、データセンターの持続可能性や、エッジコンピューティングとの連携など、より幅広いテーマを扱うセッションの充実も期待したい。

さらに、日本のデータセンター市場が2027年に4兆円を超える規模に成長すると予測されている点は注目に値する。この成長に伴い、エネルギー効率の向上や、再生可能エネルギーの活用、そして地方へのデータセンター分散など、新たな課題と機会が生まれるだろう。データセンター EXPOには、これらの課題に対する革新的なソリューションが集結することを期待したい。