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公開：2024-09-04

YoomとWAN-SignがAPI連携開始、ハイパーオートメーションによる契約業務の効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• YoomがWAN-SignとAPI連携を開始
• 契約書作成・送付から管理までを自動化
• 160種以上のツールとの連携が可能に

YoomとWAN-Signの連携によるハイパーオートメーション実現

Yoom株式会社は、ハイパーオートメーションツール「Yoom」と株式会社ＮＸワンビシアーカイブズの電子契約・契約管理サービス「WAN-Sign」とのAPI連携を2024年9月3日に開始した。この連携により、Yoomが対応する160種以上のツールとWAN-Signをノーコードでシームレスに連携させ、契約書の作成から管理までの一連の業務フローを自動化することが可能になったのだ。^[1]

本連携の主なポイントとして、SalesforceやHubspotなどに登録された情報を基に契約書のPDFを自動作成し、管理者の承認後にWAN-Signを通じて自動送付できるようになった点が挙げられる。これにより、手動入力によるミスを防ぎ、業務の正確性を高めることが期待できる。さらに、WAN-Signで締結完了した書類情報を自動的に取得し、Googleスプレッドシートやkintoneなどに格納することも可能となった。

WAN-Signは、書面契約書および電子契約によって締結した契約書の一元管理、さらには書面契約書の原本管理という他にはない特徴を持つ電子契約サービスだ。内部統制やセキュリティ機能が充実しており、大手企業や金融機関、政府系機関から中小企業まで、幅広い業種・規模の企業に利用されている。今回のYoomとの連携により、さらなる業務効率化が見込まれる。

YoomとWAN-Signの連携機能まとめ

Yoomの詳細はこちら

ハイパーオートメーションについて

ハイパーオートメーションとは、AI・API・RPA・OCRなど複数の自動化技術を組み合わせて、業務プロセス全体を効率化・自動化する取り組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 複数の自動化技術を統合的に活用
• エンドツーエンドの業務プロセス自動化を実現
• 人間の判断が必要な複雑なタスクも自動化の対象に

Yoomはこのハイパーオートメーションを実現するツールとして、160種以上のアプリ・サービスと連携し、セールス・人事・労務・経理など企業内の様々な部門での業務効率化を支援している。従来のRPAだけでは実現できなかった多くの繰り返し発生する事務作業を、簡単に自動化することが可能となっている。

YoomとWAN-Signの連携に関する考察

YoomとWAN-Signの連携は、契約業務のデジタル化と自動化を大きく前進させる取り組みとして評価できる。特に、契約書の作成から締結、管理までの一連のプロセスを自動化できる点は、企業の業務効率化に大きく貢献するだろう。ただし、セキュリティの観点から、自動化されたプロセス内でのデータの取り扱いには十分な注意が必要となる可能性がある。

今後の課題としては、異なる企業間での契約プロセスの標準化や、法的な有効性の確保が挙げられる。これらの課題に対しては、業界標準の策定や、電子契約の法的枠組みの整備が解決策となるだろう。また、AIによる契約書の自動チェック機能や、ブロックチェーン技術を活用した改ざん防止機能など、より高度な機能の追加も期待したい。

YoomとWAN-Signの連携は、企業のDX推進において重要な一歩となる。今後は、さらに多くの業務プロセスにハイパーオートメーションが適用され、企業の生産性向上に寄与することが期待される。同時に、人間の判断が必要な複雑なタスクと自動化可能なタスクの適切な切り分けも重要になるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ハイパーオートメーションツール「Yoom」が電子契約・契約管理サービス「WAN-Sign」とAPI連携開始 | Yoom株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000104415.html, (参照 24-09-04).
2. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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