KivaとフューチャーショップがECサイトのアクセシビリティ向上で提携、「ユニウェブ」でウェブアクセシビリティ機能を簡単導入可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

KivaとフューチャーショップがECサイトのアクセシビリティ向上で提携、「ユニウェブ」でウェブアクセシビリティ機能を簡単導入可能に

PR TIMES より


記事の要約

  • Kivaがfutureshopと連携開始
  • ECサイトにアクセシビリティ機能を提供
  • 障害者差別解消法改正に対応

KivaとフューチャーショップがECサイトのアクセシビリティ向上で提携

株式会社Kivaは、株式会社フューチャーショップが提供するSaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」とシステム連携を2024年9月5日に開始した。この連携により、「futureshop」または「futureshop omni-channel」を利用中のEC事業者は、ECサイトにてアクセシビリティ機能をスムーズに提供できるようになっている。[1]

ウェブアクセシビリティは、高齢者や障害者を含め、誰もがホームページ等で提供される情報や機能を支障なく利用できることを意味する。2024年4月1日より改正された障害者差別解消法により、事業者にも合理的配慮の提供が義務化されたため、ウェブアクセシビリティの向上に着手するECサイトが増加している。

Kivaが提供する「ユニウェブ」は、すべてのウェブサイトにコード一行を追加するだけで、導入当日にウェブアクセシビリティ機能を提供することが可能だ。これにより、専門的な技術知識がなくても、豊富なアクセシビリティ機能を迅速に実装できるようになった。

ユニウェブの主な機能まとめ

機能 詳細
簡単導入 タグ一行追加で当日提供可能
ブランドイメージ向上 SDGs・ESGに関連、カスタマイズ可能
SEO対策 自動alt生成、構造最適化機能搭載
利用例 フューチャーショップのサービスサイトに導入済み
ユニウェブの詳細はこちら

合理的配慮について

合理的配慮とは、障害のある人から社会的なバリアを取り除いてほしいという意思が示された場合に、その実施に伴う負担が過重でない範囲で、バリアを取り除くために必要かつ合理的な対応をすることを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 障害者の個別のニーズに応じた対応
  • 社会的障壁の除去のための手段
  • 過度の負担にならない範囲での実施

2024年4月1日より改正された障害者差別解消法により、合理的配慮の提供が事業者にも義務化された。ウェブアクセシビリティは、この合理的配慮の提供を的確に行うための環境整備としての努力義務となっている。そのため、ECサイトを運営する事業者にとっても、ウェブアクセシビリティの向上は重要な課題となっているのだ。

ECサイトのアクセシビリティ向上に関する考察

Kivaとフューチャーショップの連携は、ECサイトのアクセシビリティ向上において画期的な取り組みだ。特に、専門知識がなくても導入できる点は、多くの中小EC事業者にとって大きなメリットとなるだろう。しかし、アクセシビリティ機能の導入だけでは不十分で、実際のユーザビリティの向上につながっているかを継続的に検証していく必要がある。

今後の課題としては、ユーザーの多様なニーズへの対応が挙げられる。視覚障害や聴覚障害だけでなく、認知障害や運動機能障害など、様々な障害に対応したきめ細かい機能の開発が求められるだろう。また、AIを活用した自動的なアクセシビリティ最適化技術の導入も、将来的な発展の方向性として考えられる。

ECサイトのアクセシビリティ向上は、単に法的義務を果たすだけでなく、潜在的な顧客層の拡大にもつながる重要な取り組みだ。今後は、アクセシビリティ機能の標準化や業界全体でのベストプラクティスの共有など、より広範な協力体制の構築が期待される。ユーザー体験の向上と事業成長の両立を目指し、継続的な改善と革新が求められるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「ユニウェブ、SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」と連携開始 | 株式会社Kivaのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000085052.html, (参照 24-09-07).

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