パシフィックコンサルタンツが京都スマートシティエキスポ2024に出展、データソリューションサービスを紹介予定

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

パシフィックコンサルタンツが京都スマートシティエキスポ2024に出展
データソリューションサービスを紹介予定
全国うごき統計など3つの主要サービスを展示

パシフィックコンサルタンツの京都スマートシティエキスポ2024出展計画

パシフィックコンサルタンツ株式会社は、2024年10月3日から4日にかけて京都で開催される「京都スマートシティエキスポ2024」への出展を発表した。同社は、けいはんなオープンイノベーションセンターで行われるこのイベントにおいて、データソリューションサービスの展示を予定している。^[1]

展示内容には、「全国うごき統計」「全国インバウンド統計」「検索×人流ビッグデータ」が含まれる。全国うごき統計はSoftBankの携帯基地局データを活用し、全国1.2億人の移動を可視化するサービスだ。全国インバウンド統計は外国人観光客の動向を分析し、検索×人流ビッグデータはLINEヤフーのデータを用いて潜在的な顧客の行動を分析する。

京都スマートシティエキスポ2024は、「安寧で持続的な未来を創る地域と産業」をメインテーマに掲げている。このイベントには、京都府や京都市をはじめとする地方自治体、スペインのバルセロナ市、各国大使館、さらには関連する多くの団体が主催者として名を連ねている。参加費は無料だが、事前の参加登録が必要となっている。

京都スマートシティエキスポ2024の概要

項目	詳細
イベント名	京都スマートシティエキスポ2024
メインテーマ	安寧で持続的な未来を創る地域と産業～「超快適」スマート社会の創出～
開催日	2024年10月3日（木）・4日（金）
会場	けいはんなオープンイノベーションセンター（KICK）
参加費	無料（参加登録必要）
主催	京都スマートシティエキスポ運営協議会、京都府、京都市、他多数

京都スマートシティエキスポ2024の詳細はこちら

人流ビッグデータについて

人流ビッグデータとは、人々の移動や滞在に関する大規模なデータを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

携帯電話の基地局データやGPS情報を活用
大規模な人口の移動パターンを可視化
属性別、交通手段別などの詳細な分析が可能

パシフィックコンサルタンツが展示予定の「全国うごき統計」は、SoftBankの携帯基地局データを活用して全国1.2億人の移動を可視化するサービスだ。このデータを活用することで、都市計画や観光戦略、災害対策など、様々な分野での意思決定に役立つ情報を提供することが可能になる。

データソリューションサービスに関する考察

パシフィックコンサルタンツが提供するデータソリューションサービスは、都市計画や観光戦略の立案に革新をもたらす可能性を秘めている。特に「全国うごき統計」や「全国インバウンド統計」は、これまで把握が困難だった大規模な人の動きを可視化することで、より効果的な施策の立案を可能にするだろう。しかし、プライバシー保護の観点から、個人情報の取り扱いには十分な注意が必要となる。

今後の課題としては、データの精度向上とリアルタイム性の確保が挙げられる。移動手段の多様化や、急激な社会変化に対応するためには、より迅速かつ正確なデータ収集と分析が求められる。この課題に対しては、AIやIoT技術の更なる活用が解決策となるかもしれない。また、異なるデータソースの統合や、他の自治体や企業とのデータ共有の仕組みづくりも重要になるだろう。

将来的には、これらのデータソリューションサービスが、単なる現状分析ツールから、未来予測や自動最適化を行うシステムへと進化することが期待される。例えば、人流データと気象データ、イベント情報などを組み合わせた高度な予測モデルの構築や、リアルタイムでの都市機能の最適化などが実現できれば、より効率的で快適な「スマートシティ」の実現に大きく貢献するはずだ。