NIが次世代DAQデバイス「mioDAQ」を発表、高性能と使いやすさで計測効率が向上
PR TIMES より
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記事の要約
- NIが新型USBデータ収集デバイス「mioDAQ」発表
- 最大16ch同時サンプリングと高分解能A/D変換を実現
- 無償ソフトウェアや複数言語APIを提供
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NIの次世代DAQデバイス「mioDAQ」が計測効率を向上
日本電計株式会社は、NI社が開発した次世代DAQデバイス「mioDAQ」の取り扱いを2024年9月18日より開始した。mioDAQは最新の測定テクノロジーを採用しながら使いやすさを追求したUSBデータ収集デバイスで、アナログ入出力やデジタルIOの測定、計測テストシステムの構築、複雑な電子設計の検証などに活用できるツールだ。[1]
mioDAQの主な特長として、高分解能かつ高速なA/D変換器による優れた測定性能、最大16チャンネルの同時サンプリング機能が挙げられる。さらに、QRコードガイド付きのセットアップや複数のマウントオプションにより、ユーザーエクスペリエンスの向上が図られている。これらの機能により、エンジニアや研究者だけでなく、現場のオペレーターも効率的に計測やテストを行えるようになった。
NIは無償のロギングソフトウェア「FlexLogger Lite」を提供するほか、LabVIEW、Python、C/C++、VB.NET、C#など多様なプログラミング言語に対応したAPIとサンプルプログラムを用意している。これにより、ユーザーは既存の開発環境や好みの言語を使ってmioDAQを柔軟に制御し、様々な計測アプリケーションを構築できるようになっている。
mioDAQの主要機能まとめ
入出力 | サンプリング | ソフトウェア対応 | |
---|---|---|---|
主な特徴 | ±10V入出力 | 最大16ch同時 | 複数言語API提供 |
対応機能 | アナログ/デジタルIO | 高分解能A/D変換 | FlexLogger Lite無償提供 |
ユーザビリティ | TTLデジタルライン | 高速サンプリング | QRコードガイド付きセットアップ |
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DAQデバイスについて
DAQデバイス(Data Acquisition Device)とは、物理現象や電気信号を計測し、デジタルデータとしてコンピューターに取り込むための装置のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- アナログ信号をデジタル信号に変換する機能
- 複数のチャンネルから同時にデータを取得可能
- 高速かつ高精度なサンプリングが可能
mioDAQのようなUSB接続のDAQデバイスは、PCとの接続が容易で持ち運びも便利なため、ラボでの研究や現場での測定に適している。±10Vの入出力やTTLデジタルラインを備えることで、電圧測定や制御信号の入出力など幅広い用途に対応できる。また、カウンタ/タイマ回路を搭載することで、パルス計測やタイミング制御なども可能になっている。
mioDAQに関する考察
mioDAQの登場により、研究開発や製品検査の現場での計測効率が大幅に向上する可能性がある。特に、最大16チャンネルの同時サンプリング機能は、複雑なシステムの動作解析や多点計測を要する試験において威力を発揮するだろう。また、QRコードガイドによるセットアップの簡素化は、非専門家でも容易に高度な計測システムを構築できる環境を提供している。
一方で、今後の課題として、無線通信機能の搭載やクラウドとの連携強化が考えられる。IoTやインダストリー4.0の進展に伴い、計測データのリアルタイム共有や遠隔監視のニーズが高まっているため、これらの機能を追加することで、mioDAQの適用範囲がさらに拡大する可能性がある。また、AIを活用したデータ解析機能の統合も、今後の発展方向として期待される。
NIには、mioDAQのハードウェア性能の向上だけでなく、ソフトウェアエコシステムのさらなる充実も望まれる。例えば、特定の産業分野や応用に特化したアプリケーションテンプレートの提供や、サードパーティ製ソフトウェアとの連携強化などが考えられる。これにより、ユーザーはより短期間で高度な計測システムを構築し、革新的な製品開発や研究成果の創出に貢献できるだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「日本電計┃即納新製品┃NI社15年ぶりの革新:USBデータ収集 (DAQ) デバイス「mioDAQ」を発表 | 日本電計株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000147591.html, (参照 24-09-19).
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