コンピュータ

COMPUTER

公開：2025-01-21

「このファイルのソースが信頼できないため、microsoftによりマクロの実行がブロックされました」の解決方法

text: XEXEQ編集部

Microsoftのマクロ実行時にブロックされた際の解決方法

1. 【解説する内容】
2. マクロ実行時のブロックを解除するための設定方法
3. マクロの実行を安全に管理するためのセキュリティ対策

マクロ実行時のブロックを解除するための設定方法

Microsoft Officeの保護機能によってマクロの実行がブロックされた場合は、信頼できる発行元として設定することで問題を解決できます。ExcelやWordでマクロを含むファイルを開くと表示されるセキュリティ警告バーの「コンテンツの有効化」をクリックすることで、一時的にマクロの実行を許可することができます。

マクロの実行を恒久的に許可するためには、Officeのトラストセンターで設定を変更する必要があります。ファイルのプロパティから「ブロックの解除」にチェックを入れることで、以降は警告メッセージが表示されずにマクロを実行できるようになります。

マクロの実行を許可する際は、以下のポイントに注意して設定を行うことが重要です。セキュリティリスクを最小限に抑えながら、業務効率を向上させることができます。

• 【設定手順】
• トラストセンターでマクロの設定を確認
• 信頼できる発行元として登録
• デジタル署名の検証を実施
• 特定フォルダの信頼設定を変更
• セキュリティレベルの調整

Office 365やMicrosoft 365などの最新バージョンでは、よりきめ細かなマクロのセキュリティ設定が可能になっています。グループポリシーを使用することで、組織全体でのマクロの実行ポリシーを一元管理することもできます。

マクロの実行許可は、必要最小限の範囲に留めることが推奨されています。不要なマクロの実行を制限することで、マルウェアなどの脅威からシステムを保護することが可能になります。

マクロの実行を安全に管理するためのセキュリティ対策

マクロを含むファイルの取り扱いには、適切なセキュリティ対策が不可欠です。Microsoft Defenderなどのセキュリティソフトウェアと連携することで、不正なマクロの実行を防止することができます。

企業環境では、マクロの実行権限を適切に管理することが重要になります。Active Directoryと連携したグループポリシーを活用することで、部門や役職に応じた詳細な権限設定が可能になります。

セキュリティ管理者は以下の項目について、定期的な確認と見直しを行うことが推奨されます。組織の方針に応じて適切な設定を選択しましょう。

マクロのセキュリティ設定は、組織全体のITセキュリティポリシーと整合性を取る必要があります。定期的なセキュリティ評価を実施することで、新たな脅威への対応力を維持することができます。

マクロの実行管理には、専用のセキュリティツールを活用することも効果的です。Microsoft Endpoint Managerなどの管理ツールを導入することで、より高度なセキュリティ制御が可能になります。

「コンピュータ」に関するコラム一覧「コンピュータ」に関するニュース一覧