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lessコマンドとは?意味をわかりやすく簡単に解説

text: XEXEQ編集部


lessコマンドとは

lessコマンドは、UNIXおよびUNIX系オペレーティングシステムにおいてテキストファイルの内容を表示するためのコマンドです。lessコマンドを使用すると、ファイルの内容をページ単位で閲覧することができます。

lessコマンドは、Moreコマンドの代替として開発されました。Moreコマンドと比較して、lessコマンドはより多機能で使いやすいインターフェースを提供しています。

lessコマンドを使用する際は、コマンドラインから "less [ファイル名]" のようにファイル名を指定して実行します。すると、指定したファイルの内容が表示され、キーボードを使ってスクロールや検索などの操作が可能になります。

lessコマンドには、様々なオプションが用意されています。例えば、"-N" オプションを使用すると、各行の行番号を表示することができます。また、"-S" オプションを使用すると、長い行を折り返さずに表示することができます。

lessコマンドは、テキストファイルの内容を確認する際に非常に便利なツールです。特に、大きなファイルを扱う場合には、lessコマンドを使用することで効率的にファイルの内容を確認することができます。

lessコマンドの基本的な使い方

「lessコマンドの基本的な使い方」に関して、以下3つを簡単に解説していきます。

  • lessコマンドの実行方法
  • lessコマンドでのファイル内の移動方法
  • lessコマンドの終了方法

lessコマンドの実行方法

lessコマンドを実行するには、コマンドラインから "less [ファイル名]" のように入力します。例えば、"sample.txt" というファイルの内容を表示する場合は、以下のようにコマンドを入力します。

less sample.txt

複数のファイルを指定することも可能です。その場合は、ファイル名をスペースで区切って指定してください。すると、最初に指定したファイルの内容が表示され、":n" コマンドを使用することで次のファイルに移動できます。

lessコマンドでのファイル内の移動方法

lessコマンドでファイルの内容を表示した後は、様々なキーを使用してファイル内を移動することができます。例えば、"j" キーを押すと下に1行移動し、"k" キーを押すと上に1行移動します。

また、"f" キーを押すと次のページに移動し、"b" キーを押すと前のページに移動します。さらに、"/" キーを押すと、ファイル内の特定の文字列を検索することができます。

lessコマンドの終了方法

lessコマンドを終了するには、"q" キーを押します。すると、lessコマンドが終了し、コマンドラインに戻ります。

また、"Q" キーを押すと、lessコマンドを強制的に終了することができます。これは、lessコマンドが何らかの理由でハングアップした場合に便利な機能です。

lessコマンドの便利なオプション

「lessコマンドの便利なオプション」に関して、以下3つを簡単に解説していきます。

  • 行番号を表示する "-N" オプション
  • 長い行を折り返さずに表示する "-S" オプション
  • ファイルの終端から表示する "-G" オプション

行番号を表示する "-N" オプション

lessコマンドに "-N" オプションを指定すると、ファイルの各行に行番号を表示することができます。これは、特定の行を参照する必要がある場合に便利な機能です。

例えば、"sample.txt" というファイルの内容を行番号付きで表示する場合は、以下のようにコマンドを入力します。

less -N sample.txt

長い行を折り返さずに表示する "-S" オプション

lessコマンドでは、デフォルトでは長い行が折り返されて表示されます。しかし、"-S" オプションを指定することで、長い行を折り返さずに表示することができます。

この機能は、長いコマンドラインや、長いURLが含まれるファイルを表示する際に便利です。ただし、画面からはみ出す部分は表示されないので、左右にスクロールする必要があります。

ファイルの終端から表示する "-G" オプション

通常、lessコマンドではファイルの先頭から内容が表示されますが、"-G" オプションを指定することで、ファイルの終端から内容を表示することができます。

これは、ログファイルなどの更新されていくファイルを監視する際に便利な機能です。"-F" オプションと組み合わせることで、ファイルが更新されるたびに自動的に最新の内容が表示されるようになります。

lessコマンドのキーバインド

「lessコマンドのキーバインド」に関して、以下3つを簡単に解説していきます。

  • カーソル移動に関するキーバインド
  • 検索に関するキーバインド
  • その他の便利なキーバインド

カーソル移動に関するキーバインド

lessコマンドでは、以下のキーを使用してカーソルを移動することができます。

j または ↓: 下に1行移動
k または ↑: 上に1行移動
f または スペース: 次のページに移動
b: 前のページに移動
g: ファイルの先頭に移動
G: ファイルの末尾に移動

また、"d" キーを押すと、半ページ下にスクロールし、"u" キーを押すと、半ページ上にスクロールします。"h" キーを押すと、左にスクロールし、"l" キーを押すと、右にスクロールします。

検索に関するキーバインド

lessコマンドでは、以下のキーを使用してファイル内の文字列を検索することができます。

/検索文字列: 前方検索
?検索文字列: 後方検索
n: 次の検索結果に移動
N: 前の検索結果に移動

検索を終了するには、"ESC" キーを押します。また、"&検索文字列" とすることで、検索結果のみを表示することができます。

その他の便利なキーバインド

lessコマンドには、その他にも便利なキーバインドがあります。例えば、"v" キーを押すと、現在表示されている位置でテキストエディタが起動し、ファイルを編集することができます。

また、"-" キーを押すと、ファイル名やファイルサイズ、現在位置などの情報が表示されます。"h" キーを押すと、ヘルプが表示され、lessコマンドで使用できるキーバインドの一覧を確認することができます。

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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