POSTとは?意味をわかりやすく簡単に解説
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POSTとは
POSTはHTTPプロトコルのリクエストメソッドの一つで、サーバーにデータを送信するために使用されます。クライアントからサーバーにデータを送信し、サーバー上の状態を変更したり、データを追加したりするために使われるメソッドです。
POSTリクエストは、リクエストボディにデータを含めて送信します。送信するデータは、URLエンコードされた形式やJSON、XMLなどの形式で送ることができます。
POSTは、機密性の高いデータや大量のデータを送信する際に適しています。ログイン情報やユーザーの入力データなどを送信するために使われることが多いです。
POSTリクエストは、サーバー上の状態を変更するため、冪等性がありません。同じPOSTリクエストを複数回送信すると、サーバー上の状態が変更される可能性があります。
POSTとGETの大きな違いは、リクエストボディの有無です。GETはパラメータをURLに含めて送信しますが、POSTはリクエストボディにデータを含めて送信します。また、GETはブックマーク可能ですが、POSTはブックマークできません。
POSTリクエストの送信方法
以下3つを簡単に解説していきます。
- HTMLフォームを使ったPOSTリクエストの送信
- JavaScriptを使ったPOSTリクエストの送信
- cURLを使ったPOSTリクエストの送信
HTMLフォームを使ったPOSTリクエストの送信
HTMLフォームを使って、POSTリクエストを送信することができます。フォームのmethod属性にPOSTを指定し、action属性にデータの送信先URLを指定します。
フォームの各入力要素のname属性が、送信されるデータのキーになります。入力された値がそのキーに対応する値として送信されます。
< form method="POST" action="/submit" >
< input type="text" name="username" >
< input type="password" name="password" >
< button type="submit" >Submit< /button >
< /form >
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JavaScriptを使ったPOSTリクエストの送信
JavaScriptを使って、POSTリクエストを送信することもできます。XMLHttpRequestやFetch APIを使って、リクエストを送信します。
送信するデータは、URLSearchParamsやJSONを使って構築し、リクエストボディに含めて送信します。レスポンスはJSON形式で受け取ることが多いです。
const data = { username: 'john', password: 'secret' };
fetch('/submit', {
method: 'POST',
headers: {
'Content-Type': 'application/json'
},
body: JSON.stringify(data)
})
.then(response => response.json())
.then(data => {
console.log(data);
});
cURLを使ったPOSTリクエストの送信
cURLは、コマンドラインからHTTPリクエストを送信するツールです。POSTリクエストを送信する際は、--dataオプションを使ってデータを指定します。
送信するデータは、URLエンコードされた形式で指定します。JSONを送信する場合は、Content-Typeヘッダーを設定します。レスポンスはコンソールに出力されます。
curl -X POST -H "Content-Type: application/json" -d '{"username":"john","password":"secret"}' http://example.com/submit
POSTリクエストのセキュリティ対策
以下3つを簡単に解説していきます。
- CSRF対策とPOSTリクエスト
- XSS対策とPOSTリクエスト
- SQLインジェクション対策とPOSTリクエスト
CSRF対策とPOSTリクエスト
CSRFは、クロスサイトリクエストフォージェリの略で、Webアプリケーションの脆弱性の一つです。攻撃者が用意したページを閲覧したユーザーの権限で、意図しないリクエストを送信させる攻撃手法です。
POSTリクエストを使う場合でも、CSRF対策は必要です。トークンを使ったCSRF対策が一般的で、サーバー側で生成したトークンをフォームに埋め込み、リクエスト時にトークンを検証することで、不正なリクエストを防ぐことができます。
< form method="POST" action="/submit" >
< input type="hidden" name="csrf_token" value="RANDOM_TOKEN" >
...
< /form >
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XSS対策とPOSTリクエスト
XSSは、クロスサイトスクリプティングの略で、Webアプリケーションの脆弱性の一つです。攻撃者が用意したスクリプトを、脆弱なWebアプリケーションを介して他のユーザーのブラウザで実行させる攻撃手法です。
POSTリクエストで送信されたデータを、サニタイズせずにレスポンスに含める場合、XSSの脆弱性になる可能性があります。HTMLエスケープやJavaScriptエスケープなどを行い、スクリプトが実行されないように対策する必要があります。
const escapeHTML = (str) => {
return str.replace(/[&<>"']/g, (match) => {
return {
'&': '&',
'<': '< ',
'>': ' >',
'"': '"',
"'": '''
}[match];
});
};
SQLインジェクション対策とPOSTリクエスト
SQLインジェクションは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が入力したSQLコマンドがデータベースに直接渡されることで、意図しないSQLクエリが実行される攻撃手法です。POSTリクエストで送信されたデータをSQL文に直接連結する場合、SQLインジェクションの脆弱性になる可能性があります。
対策としては、プレースホルダを使ったパラメータ化クエリを使うことが効果的です。また、エスケープ処理を行うことでSQLインジェクションを防ぐこともできます。フレームワークのORMを使うことも対策の一つです。
// プレースホルダを使ったクエリ
$stmt = $pdo->prepare('SELECT * FROM users WHERE id = ?');
$stmt->execute([$_POST['id']]);
POSTリクエストのデータ形式
以下3つを簡単に解説していきます。
- application/x-www-form-urlencoded形式
- multipart/form-data形式
- application/json形式
application/x-www-form-urlencoded形式
application/x-www-form-urlencoded形式は、HTMLフォームのデフォルトの形式で、キーと値のペアをURLエンコードして送信します。キーと値は=で連結し、ペアとペアの間は&で区切ります。
この形式は、シンプルなデータを送信する場合に適しています。ただし、バイナリデータを送信することはできません。
username=john&password=secret
multipart/form-data形式
multipart/form-data形式は、バイナリデータを含むデータを送信する際に使用します。主にファイルのアップロードで使用されます。
この形式では、各フィールドがバウンダリと呼ばれる区切り文字列で区切られます。バウンダリは、ランダムな文字列が使用されることが多いです。
------WebKitFormBoundary7MA4YWxkTrZu0gW
Content-Disposition: form-data; name="username"
john
------WebKitFormBoundary7MA4YWxkTrZu0gW
Content-Disposition: form-data; name="profile_picture"; filename="profile.jpg"
Content-Type: image/jpeg
(binary data)
------WebKitFormBoundary7MA4YWxkTrZu0gW--
application/json形式
application/json形式は、JSONデータを送信する際に使用します。JSONは、JavaScriptオブジェクトの記法を使ってデータを表現するテキストベースのデータフォーマットです。
この形式は、APIとの通信で使用されることが多いです。構造化されたデータを送信することができ、サーバー側で解析しやすいという利点があります。
{
"username": "john",
"password": "secret",
"email": "john@example.com"
}
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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