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miles社が動物病院向けクラウド型電子カルテをリリース、POMR形式での診療記録が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

miles社が動物病院向けクラウド型電子カルテをリリース、POMR形式での診療記録が可能に

PR TIMES より


記事の要約

  • miles社が動物病院向け電子カルテをリリース
  • POMR/SOAP形式での診療記録が可能に
  • 9月21日より利用申込み受付開始

miles動物診療簿の正式リリースで動物病院のDXが加速

miles株式会社は、動物病院向けのクラウド型電子カルテ「miles動物診療簿」を2024年9月21日より正式にリリースし、サービス利用の申込み受付を開始する。本システムはPOMR(問題志向型診療録)形式での診療記録が可能で、VSJ合同会社とmiles株式会社が共同開発を行った。[1]

miles動物診療簿の導入により、動物病院は顧客情報、カルテ情報、請求情報を一元管理できるようになる。また、世界的に利用されているクラウド基盤上に構築されているため、強固なセキュリティ環境での情報管理や柔軟な分析機能の利用が可能となっている。

正式リリースに合わせて、9月21日、22日に東京都千代田区のホテルニューオータニで開催される「日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)年次大会2024」のVSJ合同会社ブースにてmiles動物診療簿の展示が行われる。実機によるデモンストレーションや詳細機能の紹介、導入に関する質問への対応も予定されている。

miles動物診療簿の主な特徴

項目 詳細
診療記録形式 POMR(問題志向型診療録)形式
管理機能 顧客情報、カルテ情報、請求情報の一元管理
セキュリティ 世界的に利用されているクラウド基盤上での強固な環境
分析機能 柔軟な分析機能の利用が可能
対象顧客 カルテの電子化検討中、現行電子カルテからの移行検討中、新規開業予定の動物病院
miles動物診療簿の詳細はこちら

POMRについて

POMRとは「Problem-Oriented Medical Record(問題志向型診療録)」の略称で、患者の健康問題に焦点を当てた診療記録の方法である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 患者の問題を中心に記録を構成
  • SOAPフォーマットを用いた記録方法
  • 継続的な問題の追跡と評価が可能

miles動物診療簿ではこのPOMR形式での診療記録が可能となっている。これにより、獣医師は動物の健康問題を体系的に管理し、効果的な治療計画を立てることができる。また、診療の経過や治療の効果を明確に追跡することが可能となり、質の高い獣医療サービスの提供につながるだろう。

miles動物診療簿のリリースに関する考察

miles動物診療簿のリリースは、動物医療のデジタル化を大きく前進させる可能性がある。クラウド型システムの導入により、動物病院のスタッフは場所や時間に縛られず、効率的に情報にアクセスできるようになるだろう。また、一元管理された情報を活用することで、より正確な診断や適切な治療計画の立案が可能になると考えられる。

一方で、新システムの導入に伴う課題も予想される。既存の紙カルテや他の電子カルテシステムからのデータ移行、スタッフのトレーニング、セキュリティ対策の強化などが必要となるだろう。これらの課題に対しては、miles社による丁寧なサポートやユーザー向けのトレーニングプログラムの提供が解決策となり得る。

今後は、AIを活用した診断支援機能や、他の医療機関とのデータ連携機能など、さらなる機能の拡充が期待される。また、動物の健康データの蓄積と分析により、予防医療や新たな治療法の開発にも貢献する可能性がある。miles動物診療簿の進化が、動物医療のさらなる質の向上と効率化をもたらすことを期待したい。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「動物病院向けクラウド型電子カルテ「miles動物診療簿」を正式リリース | miles株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000149716.html, (参照 24-09-22).

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