エグゼクティブ向け性格・適性診断調査、ストレングスファインダーが最多で46.0%が受検、42.0%が日常生活での自己理解に活用

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

エグゼクティブ向け性格・適性診断調査、ストレングスファインダーが最多で46.0%が受検、42.0%が日常生活での自己理解に活用

PR TIMES より


記事の要約

  • エグゼクティブ向け性格・適性診断調査実施
  • ストレングスファインダーが最多で46.0%が受検
  • 42.0%が日常生活での自己理解に活用

エグゼクティブ向け性格・適性診断調査結果の詳細

株式会社経営者JPは、エグゼクティブ男女約3,500名を対象に性格・適性診断に関する調査を実施し、2024年9月26日に結果を公開した。調査では、これまで受検した性格・適性診断の種類や受検理由、診断結果の活用方法などが明らかになっている。エグゼクティブの自己分析ツールとして性格・適性診断の重要性が浮き彫りとなった。[1]

受検経験のある性格・適性診断の第1位は「ストレングスファインダー」で46.0%、次いで「MBTI(16Personalities)」が39.0%、「エニアグラム」が30.0%となっている。一方で、23.0%のエグゼクティブは性格・適性診断を受けたことがないと回答しており、診断経験の有無に二極化が見られる。受検理由としては、「自己理解」「社内・チームの相互理解や活性化」「周りの人からの勧め」の3つが主な動機として挙げられた。

診断結果の活用方法については、42.0%が「日常生活のなかでの自己理解」に活用していると回答している。次いで「性格・適性診断をそもそも受けたことがない」が17.0%、「自身の適職検討」が15.0%となった。一方で、12.0%のエグゼクティブは診断結果を特に活用していないか、活用する意図がないと回答しており、診断結果の活用にも個人差が見られる。

エグゼクティブ向け性格・適性診断調査結果まとめ

受検経験のある診断 受検理由 診断結果の活用方法
1位 ストレングスファインダー(46.0%) 自己理解のため 日常生活での自己理解(42.0%)
2位 MBTI(16Personalities)(39.0%) 社内・チームの相互理解や活性化 受検経験なし(17.0%)
3位 エニアグラム(30.0%) 周りの人からの勧め 自身の適職検討(15.0%)

MBTIについて

MBTIとは「Myers-Briggs Type Indicator」の略称で、個人の性格特性を16のタイプに分類する性格診断ツールのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 4つの軸(外向-内向、感覚-直感、思考-感情、判断-知覚)で性格を分析
  • 個人の意思決定や情報処理の傾向を明らかにする
  • 職場や人間関係での相互理解を促進する

MBTIは、エグゼクティブ向け調査で2番目に受検経験の多い性格・適性診断ツールとして挙げられている。39.0%のエグゼクティブがMBTIを受検しており、自己理解だけでなく、チーム内のコミュニケーション向上や組織開発にも活用されている。特に「知人・友人・家族等からの勧め」による受検が多く、メディアやSNSでの露出が影響していると考えられる。

性格・適性診断の活用に関する考察

エグゼクティブ向けの性格・適性診断調査結果から、自己理解や組織内のコミュニケーション向上に診断ツールが活用されていることが明らかになった。特にストレングスファインダーやMBTIなどの広く知られた診断ツールが高い支持を得ており、これらのツールが持つ科学的根拠や実用性が評価されていると考えられる。一方で、診断結果を十分に活用できていないエグゼクティブも一定数存在しており、診断ツールの効果的な活用方法に関する教育や支援が今後の課題となるだろう。

今後、AIやビッグデータを活用した新しい診断ツールの登場が予想される。これらの技術を取り入れることで、より精度の高い性格分析や適性診断が可能になり、個人のキャリア開発や組織のパフォーマンス向上に大きく貢献する可能性がある。しかし、同時にプライバシーの問題や倫理的な配慮も重要となってくるため、技術の発展と並行して、適切な利用ガイドラインの整備も必要となるだろう。

性格・適性診断ツールの活用は、自己理解や他者理解を促進し、組織内のコミュニケーションを円滑にする上で重要な役割を果たしている。今後は、診断結果を単なる自己分析にとどめず、具体的なキャリア戦略の立案や組織開発に積極的に活用していくことが求められる。また、複数の診断ツールを組み合わせて多角的な分析を行うなど、より高度な活用方法を探求していくことも重要だろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「エグゼクティブが、いま最も注目する性格・適性診断は「MBTI(16Personalities)」 | 株式会社経営者JPのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000027686.html, (参照 24-09-28).

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