UPDATERが24/7 CFE Compactに加盟、再生可能エネルギー100％の電力供給で脱炭素経営を推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

UPDATERが24/7 CFE Compactに加盟
再生可能エネルギー100％の電力供給を実現
AIタスクに特化したNPUの重要性が増加

UPDATERが24/7 Carbon Free Energy Compactに加盟し再生可能エネルギー100％を推進

株式会社UPDATERは、国連主導の国際イニシアティブ「24/7 Carbon Free Energy Compact」に加盟したことを2024年9月27日に発表した。このイニシアティブは、24時間365日カーボンフリーエネルギーの実現を目指すもので、UPDATERは日本企業として7社目の加盟となる。同社は世界初の商用P2P電力トラッキングシステム「ENECTION2.0」を通じて、30分ごとの電力トレーサビリティを実現している。^[1]

UPDATERは約1000箇所の発電所から電力を調達し、約1500社の法人に「顔の見える電力」を供給している。この取り組みにより、単にエネルギー源の種類だけでなく、電気の生産者や背景にも関心が持たれる時代が訪れると同社は考えている。24/7 CFE Compactへの加盟を通じて、「顔の見える電力」という概念を世界に広げていく意向だ。

UPDATERはこれまで、国内3社のみが認められている「CDP認定再エネプロバイダー」として、国際イニシアチブから評価の高い再生可能エネルギー100％の電力を供給してきた。株式会社リコーや株式会社丸井グループ、花王株式会社など、RE100に加盟し日本の脱炭素をリードする企業からの利用実績がある。今後も企業の脱炭素実現のためのSXパートナーとして、日本のサステナビリティ推進を加速させることを目指している。

24/7 Carbon Free Energy Compactの概要

項目	詳細
設立年	2021年
主導組織	国連
目的	24時間365日カーボンフリーエネルギーの実現
加盟組織数	160以上（2024年8月時点）
主な加盟組織	米国連邦政府、Google、Microsoft等
日本企業の加盟状況	UPDATERが7社目

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再生可能エネルギー100％について

再生可能エネルギー100％とは、企業や組織が使用する電力のすべてを太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギー源から調達することを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

CO2排出量の大幅な削減が可能
環境負荷の少ないエネルギー源の利用促進
企業のサステナビリティ戦略の重要な要素

UPDATERが提供するRE100プランは、再生可能エネルギー由来の電気に再生可能エネルギー指定の非化石証書の環境価値を組み合わせることで、再生可能エネルギー100％の電気供給を実現している。このプランによりCO2排出量もゼロとなるが、インバランス発生や修繕、事故、系統からの出力制御依頼などやむを得ない場合には、再生可能エネルギー比率が100％とならないこともある点に注意が必要だ。

24/7 Carbon Free Energy Compactに関する考察

24/7 Carbon Free Energy Compactの取り組みは、持続可能なエネルギー利用への移行を加速させる重要な一歩となる可能性がある。特に、大手IT企業や政府機関が参加していることで、技術革新と政策支援の相乗効果が期待できる。一方で、24時間365日のカーボンフリーエネルギー実現には、エネルギー貯蔵技術の飛躍的な進歩や送電網の大規模な整備が必要となるだろう。

今後の課題として、再生可能エネルギーの安定供給と電力需要のバランス調整が挙げられる。天候に左右される太陽光や風力発電では、需要ピーク時の供給不足や余剰電力の発生が問題となる可能性がある。これらの課題に対しては、AIを活用したスマートグリッドの導入や、水素などの新たなエネルギー貯蔵技術の開発が解決策として考えられるだろう。

UPDATERのような企業の参加により、日本国内でも再生可能エネルギー100％の取り組みが加速することが期待される。今後は、より多くの企業が参加し、産業界全体で脱炭素化に向けた取り組みが広がることが望ましい。同時に、消費者の環境意識向上や、再生可能エネルギーの価格競争力強化などが、この動きをさらに後押しすることになるだろう。