日本科学技術連盟が2024年度日本品質奨励賞受賞組織を発表、神戸製鋼所のTQM活動が高評価
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記事の要約
- 日本品質奨励賞の受賞組織が決定
- 株式会社神戸製鋼所 素形材事業部門 銅板ユニットが受賞
- TQMの取り組みにより経営改善を実現
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2024年度日本品質奨励賞の受賞組織決定と受賞理由
日本科学技術連盟は2024年9月27日、2024年度の日本品質奨励賞(TQM奨励賞)の受賞組織を決定した。今年度の審査は5月から9月にかけて実施され、9月27日の判定会議で最終的な受賞組織が確定した。授賞式は11月13日に経団連会館で行われ、受賞組織による報告講演は10月17日に日本科学技術連盟主催の「クオリティフォーラム2024」内で実施される予定だ。[1]
受賞組織として選ばれたのは、株式会社神戸製鋼所 素形材事業部門 銅板ユニットである。同ユニットは電子部品の材料となる銅板を開発・生産・販売しており、2021年度からTQM(総合的品質管理)への取り組みを開始した。TQMの特徴として、ユニット長のリーダーシップによる全従業員の品質意識向上、方針管理に基づく改善活動の展開、「エントリー提案」と呼ばれる改善提案制度などが挙げられる。
これらの取り組みにより、厳しい経営環境の中で損益分岐点の改善や顧客満足度の向上を達成した。多くの重要業績評価指標(KPI)も改善傾向にあり、今後もTQMを活用して組織能力を高め、経営課題の解決を図ることで、さらなる成長が期待されている。日本品質奨励賞の受賞は、同ユニットのこれらの取り組みと成果が高く評価されたことを示している。
2024年度日本品質奨励賞の概要
項目 | 詳細 |
---|---|
賞の名称 | 日本品質奨励賞 TQM奨励賞 |
受賞組織 | 株式会社神戸製鋼所 素形材事業部門 銅板ユニット |
代表者 | 原田 宗和(素形材事業部門 銅板ユニット長) |
所在地 | 山口県下関市長府港町14-1 |
事業内容 | 銅板条の製造・販売 |
授賞式日時 | 2024年11月13日(水)16:20~ |
授賞式会場 | 東京・大手町 経団連会館 |
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TQMについて
TQMとは「Total Quality Management」の略称で、組織全体で品質向上に取り組む総合的品質管理のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 経営層のリーダーシップによる全社的な品質管理活動
- 顧客満足度の向上を最重要目標とする
- 継続的な改善活動と従業員の参加を重視
株式会社神戸製鋼所 素形材事業部門 銅板ユニットの事例では、TQMの導入により、全従業員の品質意識向上や方針管理に基づく改善活動の展開が実現された。「エントリー提案」と呼ばれる改善提案制度も導入され、組織全体で品質向上に取り組む体制が構築された。これらの取り組みが、厳しい経営環境下での業績改善につながったと評価されている。
日本品質奨励賞に関する考察
日本品質奨励賞の意義は、優れた品質管理活動を行う組織を表彰することで、日本企業全体の品質向上と競争力強化を促進する点にある。株式会社神戸製鋼所 素形材事業部門 銅板ユニットの受賞は、製造業におけるTQMの有効性を示す好例となるだろう。一方で、今後は製造業以外の業種でも同様の成果が得られるか、注目される。
TQMの導入には、組織全体の意識改革と長期的な取り組みが必要となる。短期的な成果を求める経営環境の中で、いかにしてTQMの理念を浸透させ、持続可能な改善活動を実現するかが課題となるだろう。解決策としては、経営層の強いコミットメントと、従業員の自発的な参加を促す仕組みづくりが重要になる。また、デジタル技術を活用したTQMの進化も期待される。
今後は、グローバル化やデジタル化が進む中で、TQMがどのように発展していくかが注目される。日本品質奨励賞には、こうした時代の変化に対応した新たな品質管理のあり方を示す役割も期待されるだろう。さらに、SDGsやESGなど、社会的価値の創出を含めた総合的な品質概念への拡張も、今後の課題となるかもしれない。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「2024年度(令和6年)日本品質奨励賞の受賞組織について | 一般財団法人日本科学技術連盟のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000027520.html, (参照 24-10-01).
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