フィリップスが循環器向け超音波画像診断装置TranscendシリーズとX11-4tを発表、AI機能搭載で診断精度向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

フィリップスがTranscendシリーズを発表
AI機能搭載で超音波診断の効率化を実現
小児用3D経食道トランスジューサを発売

フィリップスが循環器向け超音波画像診断装置を強化

株式会社フィリップス・ジャパンは2024年8月1日に循環器向け超音波画像診断装置EPIQ/Affiniti CVx Transcendシリーズをリリースした。このバージョンではAI技術を活用した機能が搭載され検査の効率化や再現性の向上に寄与する。さらに2024年10月1日には小児でも使用可能な3D経食道トランスジューサX11-4tの販売を開始する。^[1]

新たに搭載された4つのAI機能は検査の効率化と複雑な解析の客観的評価を可能にする。Smart Doppler View IDとSmart View Selectはスキャン中にAI機能のサポートを受けられ検査の効率化と再現性の向上に貢献する。3D Auto TVと3D Auto CFQは三尖弁や逆流の評価を自動で行い複雑な構造の解析を簡便かつ客観的に実施できるようになった。

細径3D経食道トランスジューサX11-4tは従来品よりもチップ幅が35%縮小されており小児患者や解剖学的に経食道心エコー図検査が難しかった成人症例への適応拡大が期待される。高画質の3D画像を提供し診断に必要な多くの情報を得ることができるため診断精度の向上に貢献するだろう。

Transcendシリーズの新機能まとめ

	Smart Doppler View ID	Smart View Select	3D Auto TV	3D Auto CFQ
機能概要	ドプラ波形自動認識	GLS解析用3断面自動選択	三尖弁評価	逆流評価
主な利点	操作の軽減	効率化	複雑構造の簡便解析	動的評価の実現
AI活用ポイント	スキャン中のサポート	スキャン中のサポート	3Dデータの自動解析	3Dデータの自動解析

AI機能について

AI機能とは人工知能技術を活用して開発された機能のことを指しており主な特徴として以下のような点が挙げられる。

自動化による作業効率の向上
客観的かつ再現性の高い解析の実現
複雑なタスクの簡便化と精度向上

Transcendシリーズに搭載されたAI機能は検査の効率化だけでなく検者間でのバラツキを軽減し再現性の高い検査の実施に貢献する。特に3Dデータの解析においてはAI技術の活用により複雑な構造や動的な評価を自動で行うことが可能となり診断精度の向上に大きく寄与するものと期待される。

参考サイト

^ PR TIMES. 「AIを強化した循環器向け超音波画像診断装置Transcendシリーズと細径3D 経食道トランスジューサX11-4t 販売開始 | 株式会社フィリップス・ジャパンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000177.000019698.html, (参照 24-10-03).

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