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公開：2024-10-04

イットアップがGraainの新機能を公開、複数財団の助成プログラム一括検索・申請が可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Graainが複数財団の助成プログラムを一括検索可能に
• アカウント取得で財団プログラムへの直接申請が可能
• 財団と新たな申請者層との接点が拡大

Graainの新機能で助成金申請が簡素化

株式会社イットアップは、SaaS型助成業務システム「Graain（グラーイン）」の新機能を2024年10月3日に公開した。この拡張により、Graainのトップページが開設され、アカウントを持たないユーザーでも複数財団の助成プログラムを一括で検索・参照できるようになっている。Graainアカウントを取得すれば、選択した財団プログラムへの直接申請も可能だ。^[1]

この新機能により、従来個別に行われていた助成プログラムの情報収集や申請作業を一つのプラットフォームで簡単に管理できるようになった。申請にかかる時間と手間の大幅な削減が期待される。助成財団にとってもGraainを通じて新たな申請者層との接点が広がり、多様なプロジェクトや応募者との出会いの機会が増えるだろう。

また、財団情報やプログラム情報、申請者データがGraain上で一元管理されることで、情報が集約・蓄積され、今後より効率的で効果的な助成活動支援が可能となる。株式会社イットアップは、今後もGraainの機能拡充と財団との連携強化を進め、助成業務のデジタル化と効率化に貢献していくとしている。

Graainの新機能まとめ

Graainのサービスサイトはこちら

SaaSについて

SaaSとは「Software as a Service」の略称で、ソフトウェアをインターネット経由でサービスとして提供する形態を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• インターネット経由でソフトウェアを利用可能
• 初期導入コストが低く、利用料金は定額制が多い
• サーバー管理やアップデートなどの保守作業が不要

Graainは、SaaSの特性を活かした助成業務システムとして開発されている。初期費用0円で構築不要、契約後最短7日で申請受付を開始できるため、システム導入に必要な知識や作業工数の負担も大幅に軽減される。これにより、より多くの財団や助成機関が効率的に業務を遂行できるようになることが期待されている。

Graainの新機能に関する考察

Graainの新機能は、助成金申請プロセスの効率化と透明性向上に大きく貢献する可能性がある。複数の財団プログラムを一括で検索・申請できる機能は、申請者の利便性を飛躍的に高めるとともに、財団側にとっても優秀な申請者や革新的なプロジェクトを発掘する機会を拡大するだろう。しかし、システムの集中化に伴うセキュリティリスクや、データ管理の責任の所在についても十分な対策が必要になると考えられる。

今後起こりうる問題として、財団ごとの独自性や審査基準の違いをどのように担保するかという点が挙げられる。統一されたプラットフォームでの申請が、各財団の特色や重視するポイントを希薄化させてしまう可能性があるからだ。この課題に対しては、財団ごとのカスタマイズ機能を強化し、独自の審査プロセスや追加質問項目を設定できるようにするなどの対応が考えられる。

将来的には、AIを活用した申請書の自動評価システムや、過去の採択実績データを基にした申請者へのアドバイス機能など、より高度な支援ツールの開発が期待される。Graainには、単なる申請プラットフォームを超えて、助成金エコシステム全体を最適化するハブとしての役割を果たすことが求められるだろう。そのためには、利用者のフィードバックを積極的に取り入れ、継続的な機能改善と新サービスの開発を行っていく必要がある。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「申請者が集う新たな窓口を開設！SaaS助成業務システム「Graain」が財団と申請者をシームレスに結ぶ | 株式会社イットアップのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000142365.html, (参照 24-10-04).

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