セキュリティ

SECURITY

公開：2024-07-26

インヴェンティット社がmobiconnectを豊後大野市立菅尾小学校に導入、ICT教育環境の整備と安全性向上に貢献

text: XEXEQ編集部

記事の要約

• 豊後大野市立菅尾小学校がmobiconnectを導入
• ICT環境の整備と端末の一元管理を実現
• 教員や保護者の不安解消と児童の安全を確保

インヴェンティット社のmobiconnectによるICT教育支援

インヴェンティット株式会社は、大分県豊後大野市立菅尾小学校にMDMソリューション「mobiconnect」を導入したことを発表した。GIGAスクール構想に基づき、豊後大野市が2021年度から全小学生にタブレット端末を配布したことを受け、市教育委員会が端末の一元管理のために「mobiconnect」を選択したのだ。^[1]

「mobiconnect」の導入により、個人情報保護や不適切なサイトへのアクセス制限、端末の目的外使用防止などの課題が克服された。特にICTに詳しくない教員にとっては、学年ごとに適したアプリのインストールや、教員提案のアプリの迅速な導入が可能になり、使用感に問題があれば即時削除できる点が高く評価されている。

菅尾小学校では、今後もICT教育を通じて児童の成長を促進するため、「mobiconnect」の活用を継続する予定だ。インヴェンティット社には、教育現場でのICT教育の重要性を広め、保護者や教員向けの説明会実施など、さらなるサポートが期待されている。このように、「mobiconnect」は教育現場のICT化を支援し、安全で効果的な学習環境の構築に貢献している。

MDM（モバイルデバイス管理）とは

MDMとは、Mobile Device Managementの略称で、組織内で使用されるモバイルデバイスを一元的に管理するためのソリューションのことを指している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 遠隔からのデバイス設定や制御が可能
• セキュリティポリシーの一括適用と管理
• 紛失・盗難時のデータ保護機能

MDMシステムは、企業や教育機関などで多数のモバイルデバイスを効率的に管理し、セキュリティリスクを軽減するために不可欠なツールとなっている。特に、BYOD（Bring Your Own Device）の普及や、リモートワークの増加に伴い、その重要性はますます高まっている。MDMを導入することで、IT管理者は複数のデバイスを一元的に監視・制御し、組織全体のデータセキュリティを強化することが可能になるのだ。

mobiconnectに関する考察

mobiconnectの導入により、今後は児童のデジタルリテラシー向上が課題となる可能性がある。端末の管理が容易になった一方で、適切な利用方法や情報モラルの教育がより重要になってくるだろう。教員や保護者向けの継続的なトレーニングプログラムの提供が、この課題解決の鍵となるかもしれない。

新機能として、AI搭載の学習進捗分析ツールの追加が期待される。個々の児童の学習パターンやつまずきポイントを自動で検出し、カスタマイズされた学習プランを提案する機能があれば、より効果的な個別指導が可能になるだろう。また、保護者との情報共有機能の強化も、家庭と学校の連携を深める上で重要な要素となるはずだ。

mobiconnectの今後の展開としては、他の教育支援ツールとの連携強化が期待される。学習管理システム（LMS）や電子教科書プラットフォームとのシームレスな統合が実現すれば、より包括的な教育ICT環境の構築が可能になるだろう。また、地域間でのベストプラクティス共有機能の実装により、全国の学校でのICT活用のさらなる促進が期待できる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「大分県豊後大野市立菅尾小学校の「mobiconnect」導入事例を公開！ | インヴェンティット株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000038.000054834.html, (参照 24-07-26).

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