株式会社楽々が有機JAS認証の茸栽培システムを開発、農業の脱炭素化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

株式会社楽々が「炭素循環」テーマの展示会出展
特許技術による有機JAS認証の茸栽培システム
有機適合資材の提供で農業の脱炭素化に貢献

株式会社楽々の有機JAS認証茸栽培システムと脱炭素への取り組み

株式会社楽々は環境・食料・健康問題の解決に挑戦するバイオテックスタートアップであり、今年のテーマを「炭素循環」と定め農業WEEK＠幕張の農業脱炭素・SDGｓEXPOに出展することを発表した。同社は特許技術を活用した発酵による茸の人工栽培で有機JAS認証を取得しており、栽培後の菌床を100％再利用した有機適合資材の提供を行っている。^[1]

楽々の有機適合資材は有機農業や施設園芸における土壌改良、有機育苗などに幅広く使用可能であり、農業の脱炭素化に大きく貢献する可能性を秘めている。展示会では有機資材のみを使用した育苗や根の状況、さらに有機資材の原料となる「マッシュファメンタシステム」による発酵菌床の茸も展示される予定だ。

同社は展示会での目玉イベントとして、新商品である有機JAS資材リスト認定「楽々有機たい肥」2kg袋を先着100名にプレゼントする企画を用意している。この有機たい肥は家庭園芸から専門農家まで幅広い用途に適しており、土壌改良や有機育苗、減農薬栽培など多様なニーズに対応可能だ。また、営農指導者によるミニセミナーも開催され、専門的なアドバイスを受けられる機会も提供される。

株式会社楽々の有機農業支援サービス概要

項目	詳細
主要技術	特許技術による発酵を活用した茸の人工栽培
認証	有機JAS認証取得
主要製品	有機適合資材、楽々有機たい肥
用途	土壌改良、有機育苗、減農薬栽培
特徴	栽培後の菌床100％再利用、オール電化システム
展示会イベント	有機たい肥プレゼント、営農指導者によるミニセミナー

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マッシュファメンタシステムについて

マッシュファメンタシステムとは、株式会社楽々が開発した特許技術による茸の人工栽培システムのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

発酵の力を活用した効率的な茸の栽培が可能
有機JAS認証を取得した環境に配慮した生産方法
栽培後の菌床を100％再利用し有機適合資材を生成

このシステムは従来の茸栽培方法と比較して、環境負荷を大幅に低減しつつ高品質な茸の生産を実現している。さらに、栽培後の菌床を有効活用することで、農業における炭素循環の促進に貢献している。マッシュファメンタシステムは楽々の中核技術であり、同社の有機農業支援サービスの基盤となっているのだ。

株式会社楽々の有機農業支援サービスに関する考察

株式会社楽々の有機農業支援サービスは、環境負荷の低減と農業の生産性向上を両立させる点で高く評価できる。特に、茸の栽培過程で発生する副産物を100％再利用し有機適合資材として提供する循環型のビジネスモデルは、資源の有効活用と廃棄物削減の観点から非常に優れている。また、有機JAS認証を取得していることで、消費者の信頼を得やすく、有機農産物市場の拡大にも寄与するだろう。

一方で、今後の課題としては、このシステムの大規模展開や他の農作物への応用可能性が挙げられる。現状では茸栽培に特化しているが、他の作物への適用や、より大規模な農業生産への対応が求められる可能性がある。また、オール電化システムを採用しているため、再生可能エネルギーの活用をさらに推進し、完全なカーボンニュートラル化を目指すことも重要だ。

将来的には、AIやIoT技術を統合し、より効率的かつ精密な栽培管理システムの開発が期待される。例えば、センサーデータを活用した最適な栽培環境の自動制御や、ブロックチェーン技術を用いた生産履歴の透明化などが考えられる。楽々には、これらの技術革新を積極的に取り入れ、持続可能な農業の実現に向けてさらなる貢献を期待したい。

参考サイト

^ PR TIMES. 「環境・食料・健康などの問題解決に挑戦するバイオテックスタートアップの楽々（らら）の今年のテーマは「炭素循環」。農業WEEK＠幕張の農業脱炭素・SDGｓEXPOに出展いたします！（明日から11日まで） | 株式会社　楽々　のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000087652.html, (参照 24-10-11).

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