日立グローバルライフソリューションズが新型冷蔵庫「まんなか冷凍 R-HWS47V」を10月下旬に発売、冷凍室中央配置で使いやすさを向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

日立グローバルライフソリューションズが新冷蔵庫を発売
「まんなか冷凍 R-HWS47V」は10月下旬発売予定
店頭予想価格は約33万円前後のオープンプライス

日立グローバルライフソリューションズが新型冷蔵庫を発表

日立グローバルライフソリューションズは、シングルドアタイプの冷蔵庫「まんなか冷凍 R-HWS47V」を2024年10月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は約33万円前後となっている。本製品は、冷凍室を中央に配置した設計が特徴的で、使いやすさと機能性を両立させた新しいタイプの冷蔵庫だ。^[1]

「まんなか冷凍 R-HWS47V」の定格内容積は470Lで、幅60cmのスリムな本体サイズながら大容量を実現している。冷凍室は140Lの大容量で、3段ケースを採用しており、食品の整理や収納がしやすい設計となっている。1段目には急冷凍スペースを設け、小分けにした食材を効率的に冷凍できるようになっている。

冷蔵室は「まるごとチルド」機能を採用し、棚全体をチルド温度（約2℃）に保つことができる。これにより、肉や魚などの生鮮食品を棚のどこに置いても適切な温度で保存できる。また、野菜室には「新鮮スリープ野菜室」を採用し、炭酸ガスの効果で野菜の呼吸活動を抑え、みずみずしさを長く保つことができるという。

まんなか冷凍 R-HWS47Vの主な特徴

	冷凍室	冷蔵室	野菜室
容量	140L	243L	87L
特徴	3段ケース、急冷凍スペース	まるごとチルド機能	新鮮スリープ野菜室
温度	-18℃以下	約2℃（チルド設定時）	野菜に適した温度
主な用途	冷凍食品、作り置き保存	生鮮食品、飲料保存	野菜、果物の保存

シングルドアタイプについて

シングルドアタイプとは、冷蔵庫の扉が1枚のみの構造を指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

シンプルなデザインで空間を広く見せる効果がある
開閉時のスペースが少なくて済むため、狭いキッチンに適している
大型の食材や容器も収納しやすい構造になっている

「まんなか冷凍 R-HWS47V」は、このシングルドアタイプを採用しつつ、内部を効率的に区分けすることで使いやすさを向上させている。冷凍室を中央に配置することで、よく使う冷蔵室と冷凍室へのアクセスが容易になり、日々の料理や食材管理がより快適になることが期待できる。

まんなか冷凍 R-HWS47Vに関する考察

「まんなか冷凍 R-HWS47V」の冷凍室中央配置は、使用頻度の高い食材へのアクセスを向上させる革新的な設計と言える。この設計により、冷蔵と冷凍の食材を同時に取り出しやすくなり、調理の効率化につながる可能性がある。また、幅60cmのスリムな設計は、省スペース化が求められる現代の住宅事情に適しており、多くの家庭で導入しやすい点も評価できるだろう。

一方で、価格帯が比較的高めに設定されていることから、一般家庭への普及には課題が残る。この価格設定が、エネルギー効率や機能性の向上によるものであれば、長期的な電気代削減や食品ロス減少などのメリットを明確に示すことが重要だ。また、シングルドアタイプの大型冷蔵庫に不慣れなユーザーに対しては、使い方のガイダンスや収納のコツなどの情報提供が必要になるかもしれない。

今後の展開としては、AIやIoT技術を活用した食材管理機能の追加や、よりカスタマイズ可能な内部レイアウトの提供などが期待される。また、環境への配慮から、再生可能エネルギーとの連携や、リサイクル可能な材料の使用拡大なども検討の余地がある。日立グローバルライフソリューションズには、この革新的な設計をさらに発展させ、より多くの消費者のニーズに応える製品開発を期待したい。