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【CVE-2024-45737】Splunk製品にクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性、DoS攻撃のリスクに

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Splunkの製品に脆弱性が発見された
  • クロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性
  • 影響を受けるバージョンが公開された

Splunk製品におけるクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性

Splunkは、同社のSplunkおよびsplunk cloud platformにおいて、クロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性が存在することを2024年10月14日に公開した。この脆弱性は、CVE-2024-45737として識別されており、CVSS v3による深刻度基本値は3.5(注意)とされている。攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされているのだ。[1]

影響を受けるバージョンは、Splunk 9.1.0から9.1.6未満、9.2.0から9.2.3未満、9.3.0、splunk cloud platform 9.1.2312から9.1.2312.204未満、9.2.2403.102から9.2.2403.108未満となっている。この脆弱性により、攻撃者はサービス運用妨害(DoS)状態を引き起こす可能性があるため、ユーザーは速やかに対策を講じる必要がある。

Splunkは、この脆弱性に対するベンダアドバイザリやパッチ情報を公開しており、ユーザーに対して適切な対策の実施を呼びかけている。CWEによる脆弱性タイプはクロスサイトリクエストフォージェリ(CWE-352)に分類されており、National Vulnerability Database(NVD)やSplunkの公式サイトで詳細な情報が提供されている。

Splunk製品の脆弱性対策まとめ

項目 詳細
脆弱性の種類 クロスサイトリクエストフォージェリ
CVE番号 CVE-2024-45737
CVSS v3深刻度 3.5(注意)
影響を受ける製品 Splunk 9.1.0-9.1.6未満、9.2.0-9.2.3未満、9.3.0、splunk cloud platform 9.1.2312-9.1.2312.204未満、9.2.2403.102-9.2.2403.108未満
想定される影響 サービス運用妨害(DoS)状態
対策 ベンダアドバイザリまたはパッチ情報の確認と適用

クロスサイトリクエストフォージェリについて

クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種であり、攻撃者が正規ユーザーに成りすまして不正な操作を行わせる攻撃手法のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの認証情報を悪用して不正な操作を実行
  • 被害者のブラウザを介して攻撃が行われる
  • Webサイトの設計上の問題によって発生する脆弱性

Splunkの製品で発見されたこの脆弱性は、CWEによってクロスサイトリクエストフォージェリ(CWE-352)に分類されている。CVSS v3による深刻度基本値は3.5(注意)とされているが、攻撃条件の複雑さが低いため、適切な対策を講じないと重大な影響を及ぼす可能性がある。ユーザーは公開されたベンダアドバイザリやパッチ情報を確認し、速やかに対策を実施することが推奨される。

Splunk製品の脆弱性に関する考察

Splunkが迅速に脆弱性情報を公開し、対策を提供したことは評価に値する。しかし、複数のバージョンに影響を及ぼす脆弱性が発見されたことは、製品の品質管理やセキュリティテストの課題を浮き彫りにしている。今後は、開発段階でのセキュリティ強化や、より頻繁な脆弱性スキャンの実施が必要となるだろう。

一方で、この脆弱性の影響は比較的軽微であるが、クロスサイトリクエストフォージェリ攻撃は他の攻撃と組み合わせることで、より深刻な被害をもたらす可能性がある。Splunkは、今回の脆弱性の根本原因を徹底的に分析し、同様の問題が再発しないよう、セキュアコーディング practices の強化や、開発者向けのセキュリティトレーニングの拡充を検討すべきだ。

今後、Splunkには脆弱性の早期発見・修正を可能にする自動化されたセキュリティテストの導入や、ユーザーコミュニティとの協力によるバグバウンティプログラムの拡大が期待される。また、ユーザー側も定期的なセキュリティアップデートの確認と適用を徹底し、クロスサイトリクエストフォージェリ対策として、アプリケーションレベルでの適切なCSRFトークンの実装や、ブラウザのセキュリティ機能の活用を検討する必要があるだろう。

参考サイト

  1. ^ JVN. 「JVNDB-2024-010526 - JVN iPedia - 脆弱性対策情報データベース」. https://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2024/JVNDB-2024-010526.html, (参照 24-10-18).

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