CTCSPがVAST Data Platformを提供開始、AI基盤構築に向けた低コスト高性能ストレージソリューションを展開
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記事の要約
- CTCSPがVAST Data Platformを提供開始
- 独自圧縮アルゴリズムと2種メモリ併用
- 低コスト・高速処理・高耐久性を実現
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CTCSPがVAST Data Platformの提供を開始、AI基盤構築に貢献
CTCエスピー株式会社(CTCSP)は2024年10月17日、米VAST Data社のスケールアウト型オールフラッシュストレージ「VAST Data Platform」の提供を開始すると発表した。このプラットフォームは独自の圧縮アルゴリズムを活用し、2種類のメモリを併用する仕組みによって低コスト、高速処理、高耐久性を実現している。大量のデータを解析するAI基盤の構築を目指す企業向けに展開される予定だ。[1]
VAST Data Platformは、データの重複排除・圧縮に加え、独自の類似性圧縮アルゴリズムを採用することでストレージ容量の効率的な活用を可能にしている。また、高速書き込みが可能なSCM(ストレージクラスメモリ)と低コストで汎用的なQLC(クアッドレベルセル)フラッシュメモリを併用することで、データの書き込み回数を大幅に削減し、高速処理と高耐久性を両立させている。
CTCSPは、VAST Data Platformの提供を通じて、3年間で50億円の売上を目指している。同社はこれまでの多数のストレージ製品の取り扱い経験を活かし、NVIDIA製品との組み合わせも含めたAI基盤構築の支援を行う。また、最大10年間の長期保守サポートサービスも提供し、顧客の長期的なデータ管理ニーズにも対応する方針だ。
VAST Data Platformの特徴まとめ
コスト | 処理速度 | 耐久性 | 拡張性 | |
---|---|---|---|---|
主な特徴 | 低コスト実現 | 高速処理 | 高耐久性 | エクサバイト規模に対応 |
実現技術 | 独自圧縮アルゴリズム | SCMメモリ使用 | QLCフラッシュメモリ併用 | スケールアウト型構造 |
メリット | ストレージ容量の効率的活用 | AIワークロードの高速処理 | 長期的なデータ保持 | 需要に応じた柔軟な拡張 |
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スケールアウト型ストレージについて
スケールアウト型ストレージとは、複数のストレージノードを水平に拡張することで、容量と性能を向上させるストレージアーキテクチャのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 需要に応じて容易に拡張可能
- 単一障害点がなく高可用性を実現
- 負荷分散による高いパフォーマンス
VAST Data Platformは、このスケールアウト型アーキテクチャを採用することで、エクサバイト規模への容量拡張を可能にしている。筐体の増設によってデータの書き込み処理を複数のストレージに分散できるため、システム全体の処理能力も向上する。これにより、大規模なAIワークロードや大量データ解析など、急速に増大するデータ処理ニーズに柔軟に対応することができる。
参考サイト
- ^ CTC - 伊藤忠テクノソリューションズ. 「CTCSP、スケールアウト型データプラットフォーム「VAST Data Platform」を提供開始(2024年10月17日) | CTC - 伊藤忠テクノソリューションズ」. https://www.ctc-g.co.jp/company/release/20241017-01810.html, (参照 24-10-18).
- NVIDIA. https://www.nvidia.com/ja-jp/
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