iPadOS 18発表、Apple Pencil活用の計算メモ・手書きツールや強力なインテリジェンス機能が魅力

text: XEXEQ編集部

iPadOS 18に関する記事の要約
Apple、iPadOS 18を発表、メモ搭載の計算機や手書きツール追加
Apple Intelligenceや新機能の導入について
iPadOS 18に関する考察
参考サイト

iPadOS 18に関する記事の要約

計算メモを備えた計算機やメモの新しい手書きツールを導入
ホーム画面やコントロールセンターのカスタマイズ方法を追加
Apple Intelligenceにより言語や画像の理解・生成などが可能に
写真アプリが大幅に再設計され、ライブラリの自動整理などを実現

Apple、iPadOS 18を発表、メモ搭載の計算機や手書きツール追加

AppleはiPadOS 18をプレビューした。計算メモを備えた計算機がiPadに登場し、ユーザーが数式をタイプ入力または手書きで記述すると、答えが瞬時に自分の手書きで表示される。メモアプリでは、スマートスクリプトにより手書きメモがさらに柔軟になり、タイプ入力されたテキストについても機能が強化された。^[1]

iPadOS 18では、ユーザーがホーム画面やアプリアイコン、コントロールセンターを新しい方法でカスタマイズできるようになった。アプリアイコンやウィジェットはホーム画面の空いたスペースに置くことができ、ユーザーの思い通りにカスタマイズが可能。

また、再設計されたタブバーは、アプリのコンテンツの上にフローティング形式で配置される。サイドバーを補完してよく使うタブにすぐアクセスできるようにしながら、ユーザーが最も重要なことに集中できるようになる。iPadユーザーは再設計されたタブバーを使ってタブの順序を並べ替えたり、サイドバーから別のタブを追加できるようになった。

Apple Intelligenceや新機能の導入について

iPadOS 18は、Apple Intelligenceを導入する。Apple Intelligenceとは、iPhone、iPad、Macのためのパーソナルインテリジェンスシステムだ。生成モデルのパワーと個人的な背景を組み合わせて、言語や画像を理解して生成したり複数のアプリにわたってアクションを実行したりできる。

iPadOS 18に組み込まれたシステム全体で使える新ツールにより、ユーザーはメールやメモ、他社製アプリなどで、文章の書き直しや校正、要約ができるようになった。Image Playgroundにより、ユーザーは数秒で楽しい画像を作成することも可能になる。

写真アプリは再設計が施され、ライブラリが自動的に整理されるようになったため、検索にかかる時間が短縮された。新しいコレクションにより、ユーザーはコンテンツをアルバムに整理しなくても、テーマごとにブラウズできるようになっている。メモリーでは説明を入力するだけで、見たいストーリーを作成可能だ。

iPadOS 18に関する考察

iPadOS 18の新機能は、ユーザーの生産性向上と創造性の発揮に大きく貢献するだろう。特にApple Pencilを活用した計算メモやスマートスクリプトは、手書きメモの利便性を大幅に高める。一方で手書き認識の精度や手書きデータの互換性など、技術的な課題にも注目が集まるはずだ。

Apple Intelligenceは、iPadをさらに強力なツールへと進化させる可能性を秘めている。自然言語処理や画像認識の精度向上により、ユーザーの意図をより深く理解し、的確なアシストを提供できるようになるかもしれない。ただし、プライバシーへの配慮と機械学習モデルの説明可能性の確保が、重要な課題となるだろう。

iPadOS 18は、ユーザーの多様なニーズに応えるカスタマイズ性の高さも魅力だ。ホーム画面のレイアウトやコントロールセンターのコントロールを自在にアレンジできるようになったことで、個々のユーザーに最適化された使い勝手を実現できる。今後はサードパーティ製アプリとのさらなる連携強化、プロユースにも耐えうる高度なカスタマイズオプションの追加に期待したい。