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マイシェルパが第34回日本産業衛生学会全国協議会でオンラインカウンセリングの有効性を発表、気分スコアが27.9ポイント改善

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • マイシェルパがオンラインカウンセリングの研究を発表
  • カウンセリング後の気分スコアが27.9ポイント上昇
  • 統計的に有意な改善効果を確認

マイシェルパのオンラインカウンセリング研究による気分改善効果

株式会社マイシェルパの代表取締役松本良平は第34回日本産業衛生学会全国協議会において「オンラインカウンセリングを活用した社員向けセルフケアの有効性についての予備的研究」を2024年10月3日に発表した。カウンセリング前後の気分を100段階で評価するスライドバーを用いた測定により気分スコアが平均27.9ポイント増加し、統計的に有意な改善効果が確認されている。[1]

研究では気分スコアの変化について詳細な数値分析が行われており、カウンセリング前の平均値が42.8(標準偏差27.7)からカウンセリング後は70.7(標準偏差19.3)まで上昇している。効果量を示すCohen's dは1.07(95%信頼区間:0.91-1.23)と極めて大きな値を示すことが明らかになった。

マイシェルパは法人および個人向けのメンタルヘルス支援プラットフォームを提供しており、これまでに300社以上の導入実績がある。すべてのカウンセリングは臨床心理士・公認心理師が担当しており、精神科専門医の指導のもとエビデンスに基づくサービスを展開している。

オンラインカウンセリングの効果測定結果

測定項目 数値
調査期間 2024年5月1日~2024年7月15日
有効回答者数 221人
カウンセリング前平均値 42.8(標準偏差=27.7)
カウンセリング後平均値 70.7(標準偏差=19.3)
気分スコア増加 平均27.9ポイント(p<0.001)
効果量 Cohen's d=1.07(95% CI: 0.91-1.23)
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効果量について

効果量とは介入の効果の大きさを示す統計学的指標であり、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 介入前後の差を標準化して評価可能
  • サンプルサイズに依存しない客観的指標
  • 異なる研究間での比較が容易

本研究で使用されたCohen's dは最も一般的な効果量の指標であり、平均値の差を標準偏差で割って算出される。マイシェルパの研究ではCohen's dが1.07と算出され、これは一般的な基準値である0.8を上回る極めて大きな効果量であることから、オンラインカウンセリングの有効性が統計的にも実践的にも示されたと言える。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「第34回日本産業衛生学会全国協議会にて「オンラインカウンセリングを活用した社員向けセルフケアの有効性についての予備的研究」を発表 | 株式会社マイシェルパのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000073210.html, (参照 24-10-25).

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