公開:

アドバンテックがAIR-310を発表、MXM GPUカード拡張対応でエッジAI処理能力が向上

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

アドバンテックがAIR-310を発表、MXM GPUカード拡張対応でエッジAI処理能力が向上

PR TIMES より


記事の要約

  • アドバンテックがエッジAI推論システムAIR-310を発表
  • MXM GPUカード拡張に対応したコンパクト設計
  • 高性能CPUとGPUで多様なAIアプリケーションに対応

AIR-310によるエッジAIコンピューティングの進化

アドバンテック株式会社は、MXMモジュールタイプのGPUカードに対応したコンパクトなエッジAI推論システム「AIR-310」を2024年10月29日に公開した。第12/13/14世代インテルCoreデスクトッププロセッサに対応し、高さ1.5Uの筐体にMXM3.1 Type AのGPUカードを搭載することが可能になっている。[1]

AIR-310は、MXM GPUカードの選択が可能なベアボーンモデルとインテルArc A370搭載モデルの2種類がラインナップされており、インテルArc A370 GPUで4.198 TFLOPSのAI処理能力を実現している。NVIDIAのQuadro 2000A GPUをオプション選択することで最大12.99 TFLOPSまで性能を引き上げることが可能だ。

本体前面に3つのLANポートと4つのUSB 3.2ポートを搭載し、ビジョンAIアプリケーション用のセンサーやカメラとのシームレスな接続を実現している。スマートファンマネジメント機能や0~50℃の動作温度範囲、3Gの耐振動性能により、設置スペースに制限のある環境でも安定した動作を保証するだろう。

AIR-310の主な仕様まとめ

項目 詳細
CPU 第12/13/14世代インテルCore デスクトッププロセッサ対応(最大65W)
メモリ デュアルチャネルDDR5-5600 SO-DIMM (最大64GB)
GPU構成 インテルArc A370(標準)、NVIDIA Quadro 2000A(オプション)
インターフェース LAN 3ポート、USB 3.2 4ポート、シリアル2ポート、DIO 16bit
動作環境 動作温度0~50℃、耐振動3G、耐衝撃30G
サイズ/重量 215 x 225 x 55 mm / 2.5 kg

TFLOPSについて

TFLOPSとは、1秒間に実行できる浮動小数点演算の回数を表す単位で、数値が大きいほど高い演算処理能力を持つことを意味している。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 1秒間に1兆回の浮動小数点演算を表す単位
  • GPUの演算性能を示す重要な指標
  • AI処理やグラフィック処理の性能評価に使用

AIR-310に搭載可能なGPUの中で、NVIDIA Quadro 2000A GPUは12.99 TFLOPSの演算性能を持ち、高度なAI推論処理を実現することが可能である。インテルArc A370 GPUの4.198 TFLOPSと比較して約3倍の演算性能を持ち、より複雑なAIワークロードの処理に適しているだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「MXM GPUカード拡張に対応したコンパクトなエッジAI推論システム 「AIR-310」をリリース | アドバンテック株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000073476.html, (参照 24-10-30).
  2. NVIDIA. https://www.nvidia.com/ja-jp/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム一覧「AI」に関するニュース一覧
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。