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公開：2024-11-08

Hakobuneが通勤用EVと充電設備のサブスクサービスを展開、企業のScope3排出量削減に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• HakobuneがEV通勤用サブスクサービスを展開
• EVと職場充電設備を月額制で提供
• 脱炭素経営EXPO関西展に出展予定

Hakobuneの通勤用EVサブスクサービス事業展開

株式会社Hakobuneは企業向け通勤用EVサブスクサービスと職場充電設備の提供を開始している。Hakobuneは住友商事発のスタートアップとして2023年4月3日に設立され、企業の従業員向けにEV車両の貸し出しと職場充電設備の設置支援をリーズナブルな月額制で提供することで、企業の脱炭素化を支援している。^[1]

Hakobuneは国内にある2500万台の通勤用車両をEVに転換することを目指し、EVに関わるメンテナンス費用も含めた包括的なサービスを展開している。通勤用車両はScope3の温室効果ガス排出量カテゴリーに該当し、ガソリン車からEVへの転換により企業はScope3における排出量削減が可能となるだろう。

また、2024年11月20日から22日まで開催される第4回脱炭素経営EXPO関西展にブースを出展する。EVが街の要として活躍する世界観を表現したジオラマの展示や、日産リーフによる給電デモを実施することで、企業の脱炭素促進を支援する企業としての認知拡大を目指している。

Hakobuneの脱炭素経営EXPO関西展出展概要

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Scope3について

Scope3とは企業の温室効果ガス排出量の算定基準の一つで、サプライチェーン全体での間接排出量を指している。企業活動に関連する排出量を包括的に把握するための重要な指標として注目されている。

• 原材料調達から製品使用・廃棄までの排出量を対象
• 従業員の通勤・出張に伴う排出量も含む
• 企業の環境負荷を総合的に評価する基準

通勤用車両からの排出量はScope3に含まれるため、EVへの転換は企業の環境負荷削減に大きく貢献する。Hakobuneのサービスは従業員の通勤手段をEVに切り替えることで、企業のScope3排出量削減を支援する有効な手段となっている。

Hakobuneの通勤用EVサービスに関する考察

Hakobuneの通勤用EVサブスクサービスは、企業の環境負荷削減とコスト最適化を両立させる画期的なソリューションとなっている。メンテナンス費用を含む月額制の採用により、企業は初期投資を抑えながらEV導入を進めることが可能になり、中小企業にとっても脱炭素化への取り組みのハードルが下がるだろう。

一方で、充電インフラの整備状況や電力需給の変動による充電コストの変動など、運用面での課題も存在している。企業規模や地域特性に応じた柔軟なサービス提供と、充電設備の効率的な設置・運用支援が、サービスの普及における重要な要素となっていくはずだ。

今後は太陽光発電との連携強化や、EVを活用したVehicle to Grid（V2G）システムの導入など、エネルギーマネジメントの観点からもサービスの拡充が期待される。企業の脱炭素化支援という役割に加え、地域のエネルギーインフラとしての機能も視野に入れた展開が求められるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Hakobune、脱炭素経営EXPO【関西展】に出展 | 株式会社Hakobuneのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000126220.html, (参照 24-11-08).

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