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日鉄興和不動産とヘラルボニーが建設現場仮囲いをアートミュージアム化、福祉起点の新たな文化創造へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

日鉄興和不動産とヘラルボニーが建設現場仮囲いをアートミュージアム化、福祉起点の新たな文化創造へ

PR TIMES より


記事の要約

  • 日鉄興和不動産がヘラルボニーと協業し建設現場をアート化
  • リビオタワー品川の仮囲いを220㎡のミュージアムに
  • 福祉とアートを融合した新たな文化創造を目指す

日鉄興和不動産とヘラルボニーによる建設現場のアート展開

日鉄興和不動産株式会社は知的障害のある作家のアート作品を活用し、東京都港区で建設中の分譲マンション『リビオタワー品川』の仮囲いをアートミュージアムとして2024年11月6日に公開した。ヘラルボニーとの協業により約220㎡の仮囲いを活用し、障害のイメージ変容と福祉を起点とした新たな文化の創造に挑戦している。[1]

アートミュージアムは「のぞいてみえる、未来のケシキ」をコンセプトに、異彩作家たちが描く風景作品を通して街をデザインする期間限定の展示となっている。覗き穴のようなデザインモチーフと作品を組み合わせ、作家の脳内をのぞくような独創的な仮囲いデザインを実現したのだ。

さらに日鉄興和不動産とヘラルボニーは、今後も建設中物件の現場仮囲いへのアート設置やマンション共用部でのコラボレーションを順次展開していく予定だ。福祉・アート・街づくりを組み合わせた新たな価値創出によってSDGsへの貢献とサステナブルな社会の実現を目指している。

リビオタワー品川アートミュージアムの概要

項目 詳細
設置場所 リビオタワー品川建設現地
アート設置面積 約220㎡
参加アーティスト数 10名
展示作品数 15作品以上
特徴的な仕様 覗き穴デザイン、低位置視点の工夫、QRコード連携
リビオタワー品川の詳細はこちら

ヘラルボニーについて

ヘラルボニーとは、知的障害のある作家のアート作品を社会に送り届けることで、新たな文化創造に挑戦する企業のことを指す。以下のような特徴が挙げられる。

  • 2,000点以上のアートデータライセンス管理
  • 作家との対等なビジネスパートナーシップ構築
  • アートを通じた企業のDE&I推進支援

ヘラルボニーは支援ではなく対等なビジネスパートナーとして作家と向き合い、正当なロイヤリティを支払う仕組みを構築している。商品や空間の企画プロデュース、クリエイティブ制作や社員研修プログラムなど、多角的な事業展開を通じて80億人の異彩がありのままに生きる社会の実現を目指している。

建設現場のアート活用に関する考察

建設現場の仮囲いをアートミュージアムとして活用する取り組みは、都市空間の新たな可能性を示している。従来は単なる工事エリアの区切りとして認識されていた仮囲いが、文化発信の場として機能することで、建設期間中も地域の賑わいを創出することが可能となっているのだ。

今後は天候による作品の劣化や維持管理コストの問題が課題となる可能性がある。これに対しては定期的なメンテナンスの実施や耐候性の高い素材の採用、デジタル技術を活用した展示方法の検討などが解決策として考えられるだろう。

また福祉とアートの融合による社会価値の創造は、不動産開発における新たな方向性を示している。建設業界全体でこうした取り組みが広がることで、より豊かな都市空間の創出につながることが期待される。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「福祉を起点とした新たな文化の創造に挑戦する、ヘラルボニーとの共創 『リビオタワー品川』建設地仮囲いをアートミュージアムとしてラッピング | 日鉄興和不動産株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000409.000001379.html, (参照 24-11-08).

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