日立プラントサービスがEnewatcherの機能を強化、SCADAとの連携で工場設備の監視制御とエネルギー管理を効率化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

日立プラントサービスがEnewatcherの機能強化を発表
SCADAとの連携機能を標準化し効率性を向上
2025年4月より新機能を搭載した製品を販売開始

日立プラントサービスのEnewatcherに追加されるSCADA連携機能と販売時期

日立プラントサービスは消費エネルギー・原単位可視化システムEnewatcherにSCADA連携機能を追加し2025年4月より販売を開始する予定だ。このシステムは空調や電気設備などの工場インフラ設備の消費エネルギーと生産工程ごとの生産数量データを取り込み、エネルギー原単位の可視化を実現する画期的なソリューションである。^[1]

EnewatcherはSCADAとの連携機能を標準化することで可視化・分析・監視制御・管理および運用をパッケージ化して提供することが可能になった。業界標準規格との接続はもちろんOPC-UAなどの最新規格に対応しLife Cycle Assessmentなどのシステムへのデータ受け渡しにも対応している。

新機能では曜日別複数グラフ一括比較機能が強化され一日の運転コストを曜日単位で比較することが可能になるほか、レイアウトメニュー機能によって生産ラインやユーティリティ機器のCO2排出量や運転コストをワンクリックで確認できるようになっている。

Enewatcherの新機能まとめ

項目	詳細
販売開始時期	2025年4月
主な追加機能	SCADA連携機能の標準化
対応規格	BACnet、OPC-UA
データ分析機能	曜日別比較、レイアウトメニュー
可視化対象	CO2排出量、運転コスト、生産原単位

Enewatcherの詳細はこちら

SCADAについて

SCADAとは監視制御システム（Supervisory Control And Data Acquisition）の略称で、産業プロセスの監視や制御を行うシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

工場やプラントの設備を一元的に監視・制御
リアルタイムデータの収集と分析が可能
異常検知や遠隔操作にも対応

EnewatcherではSCADAとの連携機能を標準化することで、工場設備の監視制御データと消費エネルギーデータを統合的に管理することが可能になる。これによりエネルギー効率の最適化や運用コストの削減、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを効果的に推進することができるだろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「消費エネルギー・原単位「可視化」システム「Enewatcher」にSCADA連携機能を追加、2025年4月より販売開始 | 株式会社日立プラントサービスのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000146785.html, (参照 24-11-08).

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